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ショパン「子犬のワルツ」の謎!?

台風、そして地震の被害にあわれた方々に、
心よりお見舞い申し上げます。

自然の猛威の前では
つくづく人間の無力さを感じてしまいますが、

だからと言って何もできないわけでもなく、
たとえ微力であっても
何とか他者の力になろうとする気持ちが、
とてもたくさんの方の心の中にあることに気が付きます。

私も自分にできることを考え、
丁寧に、精一杯、
取り組んでいきたいと思います。

被害にあわれた皆様には、
一日も早く、日常が戻ってこられますことを、
心よりお祈り申し上げます。


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前回に引き続き、
ショパンのお話です。

今日取り上げるのは
ショパンの「子犬のワルツ」。

子犬が楽しそうに駆け回る様子が
目に浮かぶような愛らしい曲です。
ご存じの方も多いのではないでしょうか。


さぞかしショパンも
幸せだったのだろうと思いきや、
この曲が書かれたのは
ショパンが亡くなるほんの2年前。
この頃のショパンは健康状態が大変悪く、
起き上がるのもやっとだったそうです。

長年ショパンを支えてくれた女性とも離れて、
精神的にも経済的にも大変な状況にあり、
「子犬のワルツ」の
明るく愛らしい曲のイメージとは
正反対だったのです。


ショパンは亡くなる数年前から
自分の死が近いことを悟っていたようで、
何か急ぐかのように
「英雄ポロネーズ」や
傑作と言われる
「舟歌」などの大曲を書きます。

そしてその後に、
この「子犬のワルツ」が
作曲されました。



最悪な状況の中で、
ショパンはなぜこのような
明るく軽快な「子犬のワルツ」を
作曲したのでしょうか。
どのような気持ちで
この曲を書いたのでしょうか。

はっきりとしたことは分かっておらず、
ちょっとした謎として
音楽界で話題になることがあります。


そのあたりのショパンの状況や
気持ちを想像してみると、
この曲をまた違った角度から
捉えることができそうです。


ショパンはロマンティックだったり、
美しいイメージを持たれることが多いのですが、
じつは不可解な部分も多いのです。

光の反対側には影ができるように、
「謎」がショパンの音楽の奥行きとなり、
魅力の一つになっているのかもしれませんね。






季節の変わり目です。
体調など崩されませんように。


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