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気持ちに寄り添う一曲

みなさまこんにちは。
秋の気配が感じられるようになってきました。
いかがお過ごしですか?


今週から新学期の方も多いようですね。
長いお休みの後ですから、
ちょっと気が重いな…
と感じられることもあるかもしれません。

そんな時におすすめの曲があります。

ピアノ教室.COM


ショパンの《ワルツ ロ短調 作品 69の2》です。
ため息がこぼれるように始まるこの曲は、
ショパンが19歳の時の作品です。

この頃のショパンは
故郷のポーランドでは天才と言われていましたが、
音楽が盛んだったウィーンに行くことになり、
故郷を離れる不安や寂しさを感じ
自分はうまくやっていけるだろうかと
とても心配していたようです。
当時の手紙などから分かっています。


この曲は19歳のショパンが
何か思い悩んでいるような、
行ったり来たりしているような、
どうも煮え切らない様子‥
少し希望が見えたかと思ったら
絶望するような音になったり、
明るい響きの長調と暗い響きの短調が
泣き笑いのように出てきたりします。

そして故郷を思う気持ちからでしょう、
曲の中にポーランドの伝統的な踊り
「マズルカ」のリズムが出てきます。


これだけネガティブな要素が集まれば、
とても暗い曲になってしまいそうですが、
ショパンは誰かを責めるわけでもなく、
説得しようとするのでもなく、
感情をぶつけてあたり散らすのでもなく、
美しく書き上げています。

鑑賞するのもいいのですが、
ショパンの作品の中でも
比較的弾きやすい曲ですので、
当時のショパンと同じ年齢の頃の
皆さんにもぜひ弾いていただきたいと思います。

きっとその年齢だからこそ
分かることがあると思います。




それでは。
夏のお疲れなど出ませんように。
お体に気をつけて。

台風の進路も気になります。
どうそ気をつけてお過ごしください。


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