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習得か遅くたっていいじゃない。

昔のこと。


付点2分音符は3拍。
という事を長い間覚えられない生徒ちゃんがいました。


レッスンの度に、

「にぱく? いちぱく?」

と言います。

4歳から始めて、すでに小学生になっていました。



ある日、

「3拍!」

と答えたので、やっと覚えてくれて今日は記念日だわ。
と思い、嬉しくて確認をしたくなりました。




私の楽譜の中の付点2分音符を見せて、彼女の楽譜の中の付点2分音符と比較させて、


「これとこれは違う? 同じ?」
と聞いてみると、、、


生徒「ちがう!」


私「どうして? どこがちがうの?」


生徒「こっちの方が太ってる」


との事でした。。。






その彼女は高校3年まで、自分のペースでピアノを楽しんでいました。




普段何も言わない、休日ミュージシャンをやっている息子が、


「あの子の音好きなんだよね。
音を聴いただけで彼女が弾いているのがわかる。それってすごい事だよ。
俺たちが目指しているのもそこなんだから」。

と言っていました。



確かに!
そうかも。



私は音楽を楽しんでもらいたいと思いながらも、「習得が遅い」と教える立場としての責任を感じ過ぎていたのかもしれません。


でも彼女の音はおっとりとしていて個性的。
これはとても大切な事。

しかもファンもいる。笑




私の焦りは驕りだったんだな、
と息子の言葉によって気づかされました。


まだまだ青いな、私。






彼女は浪人をしていました。

「合格したら先生にご報告します!」

と言っていたけれど、どうしたかなぁ。


もし合格していなくても報告してくれたらいいのに。。

と散って行く桜を見て思っています。


お読み頂きましてありがとうございました!

では又、ごきげんよう。


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