東久留米2　

昔の記憶を便りに東久留米駅南口を散歩しました。

定かではないのですが、送電線があってゴルフ場の芝生が見えて、天気の良い日はとても気持ちよく感じました。

「先生にお会いできたら嬉しいなぁ」「今、ご健在なら７０代後半かな？」
「空白の時を埋めたい」とそんな期待を抱きながら歩きました。

しかし最初の散歩は住所が不明で、全くわかりませんでした。

　
別の日・・・・・当時の記憶をよ～く思い出して、再挑戦。
「ご自宅の後ろに、西武池袋線が走っていて、確か、右側に川が流れていたなぁ」と。

落合川との位置関係で、表札を見て「渡○洋子」先生の自宅がわかりホッとしました。
古い木造の一軒家です。変わらず庭先の木々が優しい雰囲気で出迎えてくれているように感じました。

しかし、なぜかポストにガムテープが貼られています。
・・・先生のご自宅は見つかったけれど、どなたも住んでいらっしゃらないご様子。
お引越しされたのでしょうか。

辺りを見回すると、近所の年配女性が掃き掃除をしながらこちらを見ているので尋ねてみました。

「すみません、昔こちらに通っていた者なのですが、ピアノの渡○洋子先生は現在どちらにいらっしゃるかご存知でしょうか？」と。

その方のお話によると「・・・・・先生は病気で亡くなられたのよ。まだお若かったのに。」と。

感謝の気持ちを伝えたかったのに、他界されていたと知って（涙）とてもショックでした。
なんでもっと早くに連絡をとらなかったのかと悔やまれてなりませんでした。

空き家になった庭には、ユキヤナギが風に揺れていました。