cmcコンクール本選会

無事に今年もcmcコンクール本選会を終えました。
前日に大慌てでおさらい会を開き、数人の生徒さんで集まってリハーサルをし、本番を迎えました。
数人といえども、真剣勝負を間近に控えている子同士なので、それなりに緊張感をもち、自分の良さや課題を再確認する機会にはなったかなと思います。

今日は２人出場して、中日大賞と努力賞を頂きました。本選会はやはり皆さんしっかり仕上げてきているので、その中で認めてもらえたことは自信につながると思います。

私たちが参加し始めたのはコロナ禍だったので、中止していたようでしたが、今年初めて表彰式も経験することができました。

表彰式は、選ばれなかった子にとっては少し残酷なものかな？と思っていましたが、お互いの健闘をたたえ合うような温かさと華やかさがあり、47回と歴史を重ねてきたこのコンクールの良さを感じる瞬間でもありました。

参加者が直接、審査員長の先生の講評を聞くことができるのも良かったです。
特に、コンクールに参加することによって時間をかけて取り組んできたプロセスこそが価値があるというお話は、全くその通りだと思う素晴らしい講評でした。

せっかく参加するんですから、誰だって良い結果が欲しいでしょうし、もしそうなれば素直に喜べばいいと思います。
ですが、結果のために小手先のテクニックを使ったり、本番前にだけ練習するようでは勉強したことにはなりません。腰を据えて、その曲に向き合い、悩みながらも曲を自分のものにしていく作業ができた人こそ、コンクールに参加して成長できたと言えるのだと感じました。

目先のことだけではなく、取り組み自体を認め続けてあげられる指導者でいたいなあと、大切なことを見つめ直す時間をもてました。