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アラベスク。

ブルクミュラー25の曲集の中に、有名な「アラベスク」という曲があります。
ラシドシラ、 ラシドレミ、レミファソラ、ラシドレミ
という音の並びで、聴いたことがある方も多いのではないでしょうか。
発表会でも人気の曲ですね。

「やってみたい」という生徒さんは多いです。小さな子でも、きちんと練習すればできるので、教えますが、いくつか注意しなくてはならないことがあります。

まずは「有名」なだけに、耳コピーになりやすいこと。
細かく読めば、スラーやスタッカートなど、いろいろ書いてありますが(版によって、若干の違いはあります)、それを無視して 音だけ並べても 素敵な演奏にはなりません。
また、16分音符といって、4分音符をさらに4つに分けた 細かい音符(ラシドシラ、ラシドレミ、のところ)がたくさんでて来ますが、「速く弾くのがカッコいい」とばかりに ツルツルと滑りながら、粒も揃わずに弾いても、音楽的表現としては、?です。

特に 左手にも同じように16分音符のパッセージがたくさん出てきますが、そこも 右手の時との差がありすぎるぐらいぼろぼろでは、目も当てられないというか、耳を塞ぎたくなる演奏になってしまいます。

やりたいと、楽譜を持ってきて「すでに弾いてきた」という生徒さんの多くは、上記の状態に陥っています。
また、「右手だけゆっくりやってみようか」と声をかけてみても「両手でしか弾けない」「ゆっくりは難しい」と。
そういえば、ねこふんじゃったも、「速く弾けるから凄い!」みたいな空気になりますものね。

なので、私が
「はい、2回弾くからどっちがいいか教えて~」と、
ツルツルぼこぼこ速く速くの演奏と、きちんと弾く演奏とを弾いて聴かせると、みんな、ツルツルぼこぼこ速く速くのほうで苦笑(笑)

「あれ~?かっこわるいねぇ」と どこが良くなかったかをいろいろと探してみます。

滑ってる
固まってる
速すぎる
でこぼこ
何言ってるかわからない

などなど、たくさんの意見が出てきます。

そこから、どんな練習方法がよいのか、どうやったら素敵な音になるのか、など、理由と一緒に説明していきます。
そうすると、「部分練習」や「リズム練習」「片手練習」などなど(もっとあります)が必要だと分かってきます。

また、お気に入りの曲だけしか練習しない(しかも、それだけ レベル的には難しかったりもするし)、となると 本末転倒なので「他の課題もしっかりやった上で できたら最後にみるからね」と約束をしています。

憧れの曲、お気に入りの曲は あって良いし、どんどんやってみると良いと思います。
が、うわべだけでなく、きちんと表現できるようになるには、自己流ではなかなか難しいので、遠慮なくレッスンでおっしゃってくださいね。
きちんとレッスンします。


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