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バスティン。

バスティンという方が考案したテキストが、シリーズで出ています。
全国に「研究会」があり、講師が勉強会を開いたり、講習会を聴きに行ったりしています。

バスティンは、私は以前は使ったことがありませんでした。
というか、3歳ぐらいの初心者の生徒さんを教えた経験が少なく、試行錯誤だった時期があり、そこから暫くは、小さい生徒さんの募集をストップしていたのです。

数年前、バスティン研究会に所属されている先生から、バスティン(特に、パーティーシリーズ)の手解きを受けました。
先生の説明がとても分かりやすかったので とても興味がわき、さらには レッスンも拝見する機会もいただけて、衝撃を受けました。

色々と趣向を凝らした、手作りの副教材もあり、小さなお子さんでも 飽きることなく30分のレッスンを受けています。しかも、楽しそう。
副教材は、一緒にいらしているご父兄無にも使いやすいので、おうちでの復習もきちんとできます。
まだ遊びに近い段階ですが、この「復習」が、いずれは「練習」の時間に繋がっていくのですね。
後ろの方には「解説」もついていて、ページごとに「こう教えたら良いよ」というアドバイスつき。
講師が参考にできるのはもちろんのこと、おうちでご父兄がお子さんと一緒に読むのも良いですね。

それから、既存の多くの教材は、真ん中のドが 右手と左手の1の指(親指)で弾きはじめます。
なので、中には「ドレミ」=「123」と覚えてしまうお子さんも少なくないです。
が、このバスティンのパーティーシリーズは、「ポジション」というものを教えるので、例えば「Cポジション」は「ド」が1ですが、「Gポジション」は「ソ」が1、という風になるので、「1の指が絶対にド」ではない、ということが理解でき、移調もできるようになります。
12の調を 12345の指で行ったり来たりする教材もあり、シャープやフラットの曲にも 抵抗なく入ることができます。

また、弾き歌いもしますので、フレーズ=ブレス ということも分かるようになります。

楽譜を見ながら弾くという癖付けもすることにより、楽譜の情報を漏らすことなく表現したりする力もつきますし、自分の手を見なくても 鍵盤の幅を体得できます。
もちろん、成長に合わせて手も大きくなりますが、引き続き 楽譜をみて弾く癖がついているので、大丈夫。
将来、合唱の伴奏やアンサンブルなどで、指揮者や楽譜を見ながら演奏する(手元はあまり見ている時間がない)場合も、怖くありません。

バスティンは、ブルースやジャズのような曲調のものもあるので、クラシックっぽくはないですし、他の作曲家の曲なども勉強する必要があるので、バスティンシリーズばかり使うというのは難しいですが、小さなお子さん向けの「パーティーシリーズ」は、本当に考え抜かれて作られているんだなぁと思います。
パーティーシリーズはA~Dまであり、初めは「玉」だけで書かれていて、5線ではないので、空間認識ができるお子さんには向いていると思います。
Cから5線になりますが、まだ進むのが早いかなという生徒さんには、復習を兼ねた別なシリーズも使うことが出来るので、補いながら進めることができます。

私はまだ使いはじめて2年ですが、今年からまた3歳児さんを受け入れ始めました。
バスティンのパーティーシリーズで、メキメキと上達しています。

バスティンに出会わせてくださった先生方に、感謝です。
わたしも、日々勉強です。


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