日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

「エリーゼのために」が弾きたい!練習方法 その③

「エリーゼのために」が弾きたい!練習方法 その③です。

ロンド形式となっているA-B-A-C-Aの【B】の部分です。
実は、これ【C】を先にやっても、
【B】を先にやってもいいのです。


【B】の部分は、
2番カッコの続きからの部分です。(25小節目)

2番カッコの後ろ半分の音が、ちょっとネックになりますね。

でもよ~く見ると、
右手の下の音は、ミファソと動き、(上は、ドドド)
左手の下の音も、シ♭ラソと動き、(上は、ドドド)
丁度、音が広がっていくように動いていきます。


そして、

ここから4小節間シに♭が付いていきます。(調が変わります)

まず、
左手ですが、
1小節ごと和音で弾いてみましょう。
ファラド→ファシ♭レ→ファソシ♭ミ→ファラド→
ファラド→ミラド・レファレ→ソミ・ソファ→ドミ

ハーモニーがどう変わっていくか見えてきます。


右手は、
小さな音符を抜いて、本音符だけで一度弾いてみると良いと思います。

8分音符を1拍にとらえているので、その半分の長さが16分音符となるため、
32分音符まで出てきます。
横の線が1本少ないと思って、リズムを考えると、わかりやすいかと思います。

装飾音符の入れ方ですが、
ベートーヴェンの時代は、前に飛び出さず、左手の拍と同時に弾きます。
また、装飾音は、一緒に弾いて、ちょっとずらす、と軽やかに弾けます。

問題になるのは、
32分音符のところでしょうか・・・(32小節~)
⑤の指をソに置いて、②と①の指で、手首を半分回転させるように
ド・ソ・ラ・シ・ド・レ・ミ(ソドシラソファミレソファレ)ド
と弾いてみると、バタバタした感じにならないと思います。


両手で合わせる時も
まず、左手は和音で、右手のメロディと合わせます。

次に、楽譜の通りの伴奏型で弾いてみるのですが、
その時も、【次の小節の頭まで弾いて止めます】
そして、また、小節の頭から次の小節の頭まで、と止めながら弾いていきます。

それを、2小節目の頭まで、4小節目の頭までとだんだん増やしていきます。

いきなり弾いてもできる人は、そうしたらいいと思います。


そして、32分音符の所は、
左手の入り方に注意して、(ファソ・ミソ・レファソ)の所は、2拍目の裏から入ります。
ここでも同じように、小節の頭から頭までで止めて弾きます。
次は、2小節目の頭まで、次は4小節目の頭まで・・・
というように伸ばしていきます。


最後の右手の付点8分音符(ミ)は、1拍半の長さです。(37小節)
長さが、短くならないように、きちんと数えましょう。



そして、
【A】につながります。



この【B】の部分ですが、

私は、
【A】の部分と違って、何か、とても穏やかな感じで、
昔のエリーゼさんとの楽しかった思い出などを思い出しているような・・・
そんな感じがします。

それぞれでどう感じるか・・・?
ちょっと考えてみて下さい。



こんな風に、【A】の練習、【B】の練習、【C】の練習と
分けてやってみると、
弾きにくい所が見えてきます。

つい、弾きやすい所ばかり、速いテンポで弾いたりしてしまいますが、
全体が、同じテンポで弾けるように、
弾きにくい所に合わせたテンポで弾いていくようにするといいですね。


楽譜が載せられず、言葉だけで中々うまく伝わらなかったかもしれません。
長々とお読みいただきありがとうございました。


↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓

↓お問い合わせ・体験のお申し込みはこちらから!↓

この教室へお問い合わせ

↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑

このブログへのコメント