忘れてはいけない3月11日

東日本大震災から、今年で９年目・・・
今年は、新型コロナウイルスの影響で、報道も少ない･･･と感じる。


まだ、行方不明者が2,559人も・・・
この1年で、見つかった行方不明者は、4人という。



９年前のあの日、
レッスンを始めようとして、幼稚園の２人姉妹が来ていた。

そこへ、

主人が、「ちょっと…」
と私を呼びに来た。




テレビで、

太平洋側の海岸線が、北海道から静岡まですべて津波警報の赤い色を示していた。
「東京もすごい地震だって！（うちの実家）家、大丈夫か？！」
という。


テレビ画面の凄さに、ボー然とした。


津波に追いかけられている車を、空から映していた。
「早く逃げて～！！」

と

テレビに向かって言ってしまったことを覚えている。



そして、
福島第一原発の大事故

原発のあるところが、すべて、海のすぐそばだと初めて気づいた。



その後、どうしたのか？
あまり記憶がはっきりしないが・・・

東京にいた次女に連絡を取ったり、実家に電話をかけたりしたように思う。


その日も次の日も、
どんどん悪化している震災の状況にいたたまれなくなっていた。



阪神・淡路大震災も　まだ、記憶に新しいし、
その時、京都もとても揺れた。
でも、津波はなかった・・・

つい、この前の大災害だったのに・・・
なんで、また？！
というぐらい


しかし、


街はきれいになっていくので、外から見れば、復興してきた、
と思うかもしれないけれど、
人の心が復興していかないと、本当の復興はない

という。


あの日、レッスンをしようとした幼児さんは、今年高２と高３になる。
それだけの年月がたっても、大きな衝撃の復興は難しい。
それは、初めての事だから、どうしたらいい、
と言う正解がないからかもしれない。

だからこそ、忘れてはいけない、と思う。