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楽器を弾けるようになると言う事は、身体に無形の財産を入れる事 ①

春。
新学期が始まりました。
習い事をしようかな、あるいは、
習い事を整理しよかなと思われる時期でもあります。

人が生活するうえで、様々な環境があります。
年代によっても違うでしょう。
子どもたちが大きな環境の変化に会う時、
断捨離されてしまうのが、ピアノや音楽に関する習い事。

中学受験準備、あるいは中学に進学、
高校に進学…勉強しないといけませんもんね。
すごいお金持ちなら、別に出費に糸目はつけないでしょうが、
このご時世「練習せ~へんのやったら、やめてまいっっ!!」
となります。

でも、やめた生徒さんのお母さまと、
バッタリあったりして話すと、
「辞めんかったら良かった…と言うてます」
とお聞きするのです。
もう9割方。生徒さん自身にも会っても。

社会人になったりすれば余計に。

仕方ないと思います。
人生のその「1点」だけを眺めると、勉強の方が大切、
練習もせぇへんピアノに行く時間もったいないやん、
それも解かります。

でも、人生を大きく見ればどうでしょうか?

確かにその一時は、ムダに見えるかもしれないけれど、
細々でも続ければ進歩はするのです。
そして、それが社会人となって「趣味」として、
楽譜を取り出してちょっと弾いてみる…
と言う事が可能になってるんです。


歩みをやめたら、どうなりますか?
「歩く歩道」のように、地面は動いてくれますか?

動いてくれませんよね。
でも、一歩ずつでも足を前に出せば、
やがて10m、100mと前に進みますよね。
それと、同じなのです。

そら、子どもは遊びたいから「やめたい…」言います。
そして、親御さんも「練習しなさい!!」と言い続けないといけないから、
ストレス溜まって、そこから逃げたい。
「じゃあもう、やめなさい」となります。
それも解かります。そら、しんどいですやん。

ただ、何事も続けないと、形にならないのです。
中学3年で、技術的に高い曲を弾く子が、
「受験でやめます」と言えば、
多分その子はもう、この先、自分で高度な譜読みも出来るから、
「お疲れさん、よう続けたね」と、送り出します。

今年もいますョ。
ただ、発表会で、難しい曲を完璧に弾けなかったから、
悔しくて、それがちゃんと弾けたらやめる、と言うてます。

こちらもそれを先延ばしには出来ません。
その子には高校受験があり、行きたい高校があるから、
ピアノをやめると言うてるのですから。

ケジメというか、ケリというか、ちゃんと着けれる場所を設け、
あと3か月、そこに向かって仕上げてもらい、終わりにします。

いや、発表会の場ではシーンとなり、
「すご~い…」と言う声が聞えてたそうです。
パッと聞きはスゴイ曲です。
でも、本人と、この曲を知ってる先生だけは、
止りかけたな、失敗したな、と言う部分が解かっています。

「この曲を知ってる人が聞いても、ちゃんと弾いてるな、
と思ってもらえるくらいには仕上げて、終わりにする」
と、宣言してはります。

良い事だと思います。
そうやって、何かを成し遂げてけじめをつけて終わる。
達成感を持って終わる。

それが、これからの人生、社会に出たらなお、
必要な「人生訓」だと思います。
つづく

よろしければ、この発表会の、彼の顛末記(笑)、
コチラにあります。
https://ameblo.jp/st-caecilia/entry-12366374420.html


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