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お稽古ごとの練習 ③ ~大人時間と子ども時間の違い

さて、この『練習する』子供さんたちはどうか、
と言うと、親御さんが意欲的です。
かと言って、別に音大行かせたいとかではありません。

何を今週はしないといけないか、とか、
今週は出来てたのか、とか、
子どもがしている事に対して関心を持ってはる感じです。
今時は、お父さまが付き添って来られて、
見学されることもあります。

練習をしない30%の人達。
①「あまりしない」は20%
②「全然しない」は11%。
練習をすると言う事に対して、定着していない感じです。


たとえば、幼児さん。
幼児さんをお持ちのお母さま方は、
やはり、もう1人、2人、幼児さんか赤ちゃんが
いてはったりします。

手のかかる子達を持ちながら、
練習をさせるのは大変で、なおかつ
「イヤイヤ期」突入となれば、イライラするし、
「ほな、もうええわっっ」てなります。

幼児さんはこの頃から、「練習をする」事に対して、
先生や親御さんが根気よくさせていかねばなりません。

だから、どうとでも転ぶわけです。
あまりに厳しすぎたら、ただの「イヤイヤ期」が
ホンマに「イヤ」となるし、
と言って「楽しい」だけではまた上達もしないし。

幼児さんはまだ、
団体生活を「遊ぶ」などで体験しているところです。

私の方針としては、ピアノの前に30分座れて、
先生と共にレッスンを受けれるようになる…
で、この頃の目的は達成できたとみなします。

テキストがドンドン進むとかは、2の次です。
それは小学生になれば、そして練習すれば進むからです。


子どもの頃の時間と、大人の時間感覚は全然違います。
密度が濃ゆいとでも言うのでしょうか。

24~25歳くらいで、
24時間が24時間として感じられるようになります。
それまでは、年齢が下な程、30時間とか50時間とか、
そんなふうに感じられるそうです。

確かに、私の歳での1年とか1ヶ月なんて、
あっっっ!!!と言う間ですけど、
子どもの時は、1週間がなかなか過ぎなかったですもん。

例えば、お母さんが子供といる時に近所の人と出会って、
1時間井戸端会議をしたとしましょお。

お母さんにとっては1時間。
でも、子どもの歳によっては実に
「何時間」もの無駄にした気分になります。
「はよ帰ろ~や~」と言いますよね(笑)。

グズグズしてる子供を
「早くしなさい!!」と叱る時も、そうなんです。
私はチャキチャキした母と比べて、
すごくトロかったので、
いつも「ちゃっちゃとしなさいっっ!!」と言われていました。

この時間軸の事を聞いて、
「あ~、そ~なんや~」と思いました。

時間軸が違う、時間の濃さが違うのですね。
まぁでも、何かに間に合わなかったり(習い事の時間とか)するから、
親としては急き立てるんですけどね。
それも解ります。


では、小学校に上がった子達はどうでしょうか?
小学校でようやく、40~45分、
じっと座って先生の話を聞くという事を学びます。

まだ7歳。
40~45分、きっと3時間くらいに感じるのと違うやろか。
少しずつ、科目を勉強するという事も出てきます。
このあたりで、「練習する」「しない」子に
分かれてきたりします。

かと言ってピアノを辞めたいかと言えば、
行くのは行きたい…と言う。
お母さま方が、一番「どやねんっっ!!」て思う頃に突入です。
つづく


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