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ピアノを買う時 ⑦ ~まとめ

前の記事では、電子ピアノと生ピアノでは、何が違うのか、
生徒さんのエピソードからお話ししました。

1つめは、以前は生ピアノで、
現在は機能がとても良い電子ピアノを持ってる大人の方。
でも、違うねん…と。

2つめは、子供の生徒さんにあるパターン。
「お家では上手に弾けるのに、先生ところでは下手に聴こえる」。
それをこれからお話しします。 

 
音の強弱の設定
ヒトの指で生ピアノを弾けば、人それぞれの力強さ、
骨格の違いで無限の強弱設定が可能です。
でも、電子ピアノでは、1つの音に対する強弱設定が段階に決められています。

例えば…ですが、価格が低いのは10段階、
高くなるほど20段階、30段階となっていきます。
という事は、指先の加減で音の強弱を作って行くのに、
とても粗くなります。

はっきり言えば、
生ピアノで弾くより、つぶが揃うので上手く聴こえてしまいます。

例えば4,5の指は弱いです。
生ピアノでは「弱いよ」と主張してくれるので、
「同じ大きさにするには、もう少し強く弾かなアカンねやな」
と認識できます。

でも電子ピアノではそこまで設定が細かくないので、
機種によれば、4,5の指でもそんなに変わらないかもしれません。
そういう現象が起きるという事です。


私の経験のエピソードとして。
数年前、大阪倶楽部という所でプチコンサートを依頼されました。

大阪倶楽部。
大正時代に建ったレトロな建物で、
中之島公会堂ほど『鹿鳴館』な感じはないですが、
あの頃の紳士淑女が集いそうな、そんな建物で、
その中に演奏会の出来るホールがあります。

その時点で練習期間2カ月、曲、十数曲程。
曲目は有名所ばかりで楽しめる物を。
短期間なので、まぁ若い時に弾いた物で…。

まだ実家にグランドピアノを置いてて、
自宅マンションに持ってきていなくて、
実家に行った時にグランドで練習、
自宅ではクラビノーバで練習していました。

最後は華やかな曲がいいなと『黒鍵』を選びました。
クラビノーバで弾いて、ホールの残響入れたら
「おっ、完璧やん。年数経ってても弾けるもんやな~」
と思って、旦那さんに聞いてもらいました。

「ええやん。すげっ。華やかやし、いいと思う」
まぁ彼は素人さんなので、凄いと思うやろけど。
これにしよ、と決めて、実家のグランドで弾きました。

指は回ってても、つぶが揃ってなくて。
あっっか~ん


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