幼児さんのおしゃべり♪

保育園に行ってるNちゃんは、(土)のこともあり、
お父さまが大概連れて来られます。
Nちゃんはお父さまっ子なのかもですね。

失敗を少し恐れるタイプで、
レッスン中、曲弾く前にストレスが高まるのか、
お父さまに「ぎゅっ!!して～」とハグしに行きます。
ほんでから弾いたり。
きっと、お父さまはたまらなく可愛いでしょうね～。

もくもくと弾く幼稚園児もあれば、
おしゃべりしたい子もあります。
Nちゃんは先生とおしゃべりしつつ、弾きたいタイプ。

だから、それを「アカン、さっさと弾き!!」とは言いません。
その内、レッスンでちゃんと弾かなアカンと解かってくるので。
ずっとお喋りは、時間も限られてるし、
やる事もいっぱいあるので適度に切り上げますが、
大きな子たちにあるように、
「もっといっぱい喋りたい～」と言うことはなく、
自分の喋りたい事がすんだら、サッサと弾きはりますし(笑)。

「Nは、虫嫌いやねん。
でも蝶々とかは好きやで」
「ミミズは？」
「イモムシとか毛虫とかは嫌いやねん」

ね。別に質問に答えるでなく、
たまたまそういうのを喋りたかったんでしょう。
でもまた、聞いたった。

「ミミズは？でんでん虫は？」
「でんでんむし？」
「かたつむりや」
「触った事ない。殻はある。ミミズも触れる」
ほぉ。ちゃんと人の話も聞いとる。

「でも毛虫はイヤやねん。ダンゴムシは触れる」
「出たっ。子供の好きなダンゴムシ!!」
「好きですよね～、ダンゴムシ」
「ね～」
で、得心行ったのかピアノに集中しはります。

何で子供って、ダンゴムシ好きなんやろ？
ダンゴムシ出現率高い気がする。
私も小さい時好きやったけど。

《ダンゴムシ》
鼠婦（ソフ）と呼ばれる漢方薬の材料となる。
燥させた全虫が用いられ、利尿作用・排尿困難・
尿量減少に効能があるとされる。
甲殻類の仲間で、毒などを持っていないダンゴムシは、
災害時の非常食として利用できる。

へ～。役に立つ虫なんやな。
乾燥させて粉末にして、形も解らんようにしてくれてたら
「また」と言う事もあるけど、でも…よう食べんわ。
マルになったらシールを上げますが、
ウチのシール箱の中に、時には4cm角くらいの大シールも入ってたりします。

Nちゃんはキラキラ物が好きで、
この日シールは『Love』という文字を
宝石のようにキラキラさせてあるシールを選んではりました。

「何て書いてあんのん？」
「ラブ」
「どういう意味なん？」
「ん～と、Nちゃんのお父さんが、
Nちゃんの事が大切で大好きて言う気持ちの事やで」と言うと、
「Nも、パパ大好き～」と、お父さまに抱きついてました。

こういう時期だけやから貴重やな。ほほえましい。
私も経験あるけど、一時期父親にベッタリの時期があったわ。
そやのに、ある日を境に
『オトン寄らんとって』な時期が来るんですよね。

お父さんにとったら「噂には聞いてたけど…何で」
な状態が来るんです。
だから、見ててほほえましいし、
何となく「いつまでなんやろな～」
な切ない気持ちにもなります。

この日は、超ご機嫌さんやったのか、
ハイタッチしてくれて、帰りはりました。
Ｎちゃんのお父さまは、お母さま情報によると、
前日11時頃に帰宅、となると、就寝は1時2時。

(土)の朝、ゆっくり寝ときたいでしょうに、連れて来られます
ウチのマンション下まで、
車で連れて来られるお父さまもいらっしゃいますが、
お父さま方、お仕事でお疲れは重々承知ですが、
たま～に、で良いので、お子さまのピアノの風景、
見て上げて下さいね。

きっとその内、頼んでも弾いてくれない日が来ますので。