表現力♪

表現力とは何か。
恩師マリーナ女史が奏でる音色、音楽を聴いて初めて分かったような気がします。
言葉では表現できない、この「表現力」。　表現力という言葉だけではない彼女の音楽。

彼女の音楽は、愛にあふれ、時には悲しみにあふれ。
聞いていると鳥肌が立ち、いつの間にか目には涙が。音が魂に何かを訴えてくるのです。

一音一音が、奏でられる音を通して彼女は宇宙と交信しているかのような壮大なスケールなんです。

私は、彼女の音楽に出会った瞬間虜でした。

ジロティ・リスト楽派の奏法。　奏法と聞くと、弾き方というふうに思われるかもしれませんが。
最終目的は、この奏法を使って奏でる音楽です。
マリーナ女史のレッスンは、一音一音一つも、「こんな感じでいいわ」っという音がないんです。
すべての音が意味のある音。休符さえも意味があり、音楽の一部であることが実感できます。

女史とのレッスンでは、五感をとにかく使えるだけ使って師が求める音をあきらめず追及するのです。
毎回のレッスンの後は、もぬけの殻のようになったのを覚えています。笑

一回一回のレッスンが生徒さんにとって意味のあるレッスンになるように私も心をこめてレッスンしています。
恩師のレッスンへの姿勢を忘れずに日々皆様とのレッスンに向き合えたらと思います。