音の魔法使いになあれ♪

この間のブログで、私がクロアチアで受け継いできたリスト・ジロティ楽派の奏法の練習は「筋トレ」のようだと書きました。

まず、なぜ筋トレのようになるか。
それは、弾くときの手のフォームから、指のどの部分で鍵盤を触るか、鍵盤のどの部分に指を置くか、
そして打鍵するときに腕のどの部分の筋肉を意識して打鍵するかすべてこと細かく決まっているのです。

これがベートーヴェンからリストへそしてジロティへと代々受け継がれてきたこと。
恩師からまず一番はじめのレッスンで細かく、そして丁寧にこのことを教わりました。そして恩師が「これは代々受け継いできた私たちの秘密の奏法」　と一言。
なんともこの歴史ある、とてつもない価値のある奏法を教わることにその瞬間鳥肌が立ったことを今でも覚えています。

この奏法で練習して、鍛えられた筋肉を使って音をコントロールできるようになるのです。
ピアニッシモからフォルテっシモの音量を自由自在に筋肉でコントロール。　
この奏法をマスターすると、自分の想像をはるかに超えた音の音色が出せるようになります。
まさに、音の魔法使いになれるのです♪

先生（私）は、この奏法に出会ってからピアノは無限大の音を出せる素晴らしい楽器だということに気づかされました♪