好きなままでいさせたい

９月に入会してきた小学2年生の女の子。ピアノが習いたくて習いたくて仕方なかった女の子。

体験Lessonの時から目はキラキラ輝いて、それはそれは楽しそうでした。「ピアノ弾くの楽しい！」と素直に言葉にも出してくれて、私もとても嬉しくなりました。しかも
「ここに来たい！ここでピアノしたい！」とまで言って、我が教室を気に入ってくれたのです。

すぐに入会を決められて、翌週からLessonを始めました。

真新しい自分の初めての楽譜音譜また目をキラキラ輝やかせて、ページを嬉しそうに次々とめくります。

ソルフェージュも次々とこなしました。

ピアノを弾く時は、さすがに指が思い通りにいかないこともありましたが、初めてなので当たり前です。読譜もスポンジが水を吸収するようにどんどん覚えていきました。

我が教室では、強制して宿題はだしません。出来たらやってきて。出来たら聴かせてね。とだけ言って、大半はLessonの中で一緒に譜読み、音階歌いをします。本来なら宿題にするであろう課題をLessonで一緒にやり、お家では復習のようなかたちにしています。

さて話は戻して、入会した小学2年生の女の子。

いつものように、出来たらやってきてね、弾けたら聴かせてね、といってLessonを終えました。そして翌週のLessonで…

なんと

一週間で2冊の本をほとんど弾いてきました！

指の動きがおぼつかなかったりはありますが、読譜、リズムを目的としているものなので問題ありません。

ピアノが好きという気持ち、楽しいと思う気持ちがとまらない様子です。Lessonでも時間いっぱい弾いてくれました。

ついつい専門的にピアノをしていると、辛いことや大変なことがあって、純粋にピアノが好き、弾くのは楽しいという気持ちがどこか遠くへ行きがちです。

その女の子のLessonをしていると、自分自身も初心にかえって、もっとピアノを楽しもう