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コンクールの本当の目的

ハートピアノ教室


 コンクール、と聞くと “賞を取る”とか“人よりうまく弾く”とかいうことを連想しがちです。また審査員の前で演奏する緊張感、優劣をつけられることへの抵抗感などからも参加を躊躇する方もいらっしゃるので、私もコンクールをお勧めする時にはとても気を使います。

 コンクールの欠点は、結果が点数や受賞といった目に見えるものに結びつかなかった時に受けるショックやプレッシャーです。人と比べて自分を評価することが自分を苦しめてしまいます。反対にやる気や精神力があっても、賞だけを追い求めるためだけにピアノを弾くようになると、音楽の感動からは遠ざかっていきます。他にもたまたま審査員の好みに合わなかったり、どんなに仕上がりがうまくいっていても地味に聞こえてしまったり、その日の体調に左右されたり、と様々な場面があります。

 

 ところがなんとステージ演奏の定義では “聴衆の3割を納得させられれば大成功”と言われています。審査結果がよくなかったから演奏がだめだったということにはなりません。コンクールでは”その場の雰囲気”が結果を左右することもあります。

 あのショパンコンクールでも審査員によって評価が分かれ、波乱が起こることもあるのですから。それでもコンクールで自分なりの何かをつかみたいと、たくさんのピアニストが挑戦します。

 期限内で曲と対峙し切磋琢磨することで、生徒さんは新たな音楽表現を発見していきます。今よりレベルの高い曲を集中的に取り組む経験を経ると、普段のテキストが簡単に感じられるようになり、短期間でレベルの底上げにつながります。順位にこだわるのではなく、広い視野でコンクールをとらえ、結果に一喜一憂することなく本人なりの目標を決めることで、技術の向上を図ります。

 また、一定期間集中して本気でピアノにぶつかっていく生徒さんを拝見していると、本気でピアノを愛することにつながっていっているように思います。とは言っても生徒さんによって向き不向きがあります。しみじみとしっとりとした演奏の方=優しい方、ということも多く、コンクール会場の“勝ち抜く感”に気おくれしてしまうでしょう。

 したがってコンクールのご参加は当教室では全く自由です。受ける方もそんなに多くありません。しかしいったん受けると決めた方には最高の演奏ができるように、技術面精神面のいろんな角度から徹底的にサポートします。

 将来楽しみの幅を広げるためにも、コンクールを選択肢のひとつとしてうまく利用しながら早い段階で弾けるようになることが大事です。いい曲に巡り合い音楽の感動を体感し、大人のピアノ(むしろ大人になっても弾くのがホントな気がします)につないでいってほしいです。


 熊本市東区健軍
 HEART PIANO ハートピアノ教室


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