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この音何色?『共感覚』について考えたこと

今回は、東奥日報朝刊で見つけた記事『共感覚ー音と色の関係』について書きました。

《ドからシまでの7音が「ドは赤」「ソは水色」
など、虹の色に対応している》
という新潟大学伊藤浩介助教チームの調査結果が報告ですが、おそらくこれは『共感覚』ではなく、下記の影響が大きいもの思われます。

●ピアノ経験のない、楽譜が読めない子たちに音楽指導をしなくてはならない教育の現場(幼稚園、保育園)では、音と色を結びつけて指導していることがほとんどです。

●幼稚園、保育園だけでなく、ピアノ教室でも音と色を結びつけて指導することもあります。
ピアノを始める年齢の低年齢化により、文字の読めない幼児に対し、色で音を教えている先生も多数おられるようです。

●保育園や幼稚園で、合奏で使用するミュージックベルは、「ドは赤」「レはオレンジ」…と、各音色分けされてます。

今回の調査結果の色と音の関係は『色音符』や『ミュージックベル』の影響が大きいと思います。
調査対象が『大学生男女15名』という事で、なんらかの形で『色音符』や『ミュージックベル』に触れる機会があったと思います。

◆人数の少なさ
◆偏った年代での調査
◆対象者たちは、聴こえてきた『音』から色が見えているのではなく『音名』から色が見えているということ
…など、調査方法に疑問が残った記事でしたが、いろいろ考えるきっかけをもらいました。

この調査、今後、ミュージックベルに馴染みの薄い世代、調査人数の拡大、プロの音楽家への調査など、調査対象を拡大して是非調査を続けていって欲しいと思います。

『音楽と色』についてですが、わたし自身、音楽を聴いて色が見えることが度々あります。
ただわたしの場合は、どの調でも、何を聴いても、どんな曲でもはっきりと色が見えるわけではないので、共感覚の持ち主と言えるかどうかは疑問も多いのですが。

例えば。
イ長調(♯が3つの長調)は黄緑に近い緑が見えます。
新緑の季節の葉が太陽の光に照らされ、キラキラ輝いている感じ。
これは、曲や作曲者、演奏形態(オーケストラの演奏、ピアノ、歌など)が変わっても共通して見える色です。

ただこの『共感覚』は、『精神の病気』と見なさ
れることもあるようです。
わたしは、色やイメージが見えると演奏することや聴くことが楽しいし、心地よいので、この感覚は持ち続けていきたいと思います。
(育てることができるなら、伸ばしていきたい能力です♡)


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