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ありがとうの話

過去に何度か書いたけど、また懲りずに「ありがとう」の話。というのも非常に気分がよくなる光景に出会ったから。

以前日本人は欧米人に比べて感謝を言わないと書いた。観察していると昔に比べて言うようになった部分と言わなくなった部分がある。恋人や家族に対しては照れずに言える人が増えた。もっぱら男性の話?女性が何十年と言い続けた結果、男性は随分変わってきたと昭和の世代は思う。

逆に、お金が絡む仕事に対してありがとうと言う人が減った。バスの乗り降りで言う人は盛岡では今ではかなり少ない。逆に運転手さんが言ってくれるようになった。言わない人たちの理由は、お金を払っているんだからそれ以上のことはする必要はない。一体誰が言い出したのかな?私はお互い様だと思うのだけど。

先日、店でレジ待ちしていると前方に白人男性。袋に入らないつっぱり棒にシールを貼ってもらうとすかさず「アリガトウ」。これこれ。アメリカでいいなあと思って帰国後もずっと実践しようと心掛けていること。アメリカ人(ごめんなさい、身近なのでつい米国人のことばかり書いてしまう)は本当に些細なことにもちゃんと相手に聞こえる声でありがとうと言うんだよね。ドアを開けてくれる人、お水を持ってきてくれる店員さん、とにかくサービスを受ければありがとうと仕事をねぎらう。文化の違いと言えばそれまでだが、「ありがとう」がきちんと言えるだけで途端に素敵な人間に思えてくるのだから不思議なものだ。今度は領収書を頼んだが、長い行列を気にしてか、次に並んでいる人に向かって日本語はなくともニッコリ。そんな心遣いが素敵だと思う。

ありがとうは社会の潤滑油だ。みんなこの言葉を聞きたくて暮らしている。どこかの掲示板にも書いてあったが、昔の主婦たちはみんな口々に「ありがとうと一言、家事をねぎらってくれれば何もいらない」と言っていた。最近の女性はもっと計算できるようになって、ありがとうの言葉を添えてプレゼントのひとつもしてくれなきゃと言うらしいが、別に主婦だけではない。街で仕事をしている人たちも、やっぱりお客さんにありがとうと一言言われるだけで、仕事もがんばれるし、生きている価値も見いだせるというものだ。ねえ、やめようよ、料金払っているんだからありがとうは言わなくていいっていう考え。労をねぎらうことのできる歓迎される客になろうよ。みんな嫌な客に一度や二度出くわして知ってるよね。


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