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本番まで2週間

あおいちゃん(仮名)は練習は好きじゃないけれどがんばりやさんです。ピティナ参加のための曲選びで、今年は短調の曲も弾かせたら音楽の幅も広がるなと思いつつ、短調は嫌がる子が多いからグズられるかなあと思いつつ話をもちかけると、「去年は元気な曲だったから今年は悲しい感じの曲にも挑戦してみたいです」と、とても前向きな返事が返ってきました。好き嫌いの激しい子はどうしても伸び悩みます。そんな時恩師の「バランスのいい子が伸びる」という言葉を思い出します。

冬休みになるとグランドピアノを開放しているのですが、その子は毎日やってきます。普段の練習はやっている様子がないのですが、グランドピアノが好きなのか、私が声をかけるから仕方なくなのか、毎日やってきて、それで1年分練習してピティナに参加するのです。ずっとそれの繰り返しなのですが、まさに継続は力なりで、時間をかければ難しい曲も完成できるようになりました。この曲が弾けるならこんな曲も弾けるんだよと何曲か有名どころを私が弾くと、目を輝かせているのがはっきりとわかります。ああ、この子はなんだかんだ言って音楽が好きなんだなあと私もとても幸せな気分になります。そんなときに見る見るうちに顔が曇ってくる子もいるんです。

いつの時代もいろいろな理由で習い事をやめる生徒がいます。先日の芸能人のピアノのteppenを決める番組を見ていて思いましたが、小学生のうちにコンクールなどで良い成績をおさめてしまうと辞めてしまう人がいます。そういう人はピアノという習い事で「極める方法」を身に着けて、次のものに移っていくので、それはそれでよいことなのかもしれません。出演者の方々も歌手になったり、アナウンサーになったりしてご活躍でした。でもピアノ教育に関わっている者としては、思春期からが大きく開花する時期なのに。。。と歯がゆく思います。太く短くあっという間に散ってしまうのではなく、細く長くピアノが人生に寄り添ってくれるといいなあと感じます。今ピアノを習っている人たちは、途中中断することがあったとしてもまたいつか再開してほしいですし、出遅れたと年齢を気にしているちびっ子たちには、いくつになってもスタートしていいんだよと伝えたいです。

あみかの子には、あおいちゃんってだれのことかなあ?と人探しをするのではなく、あおいちゃんって自分も含めてみんなのことなんだなと考えてほしいです。


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