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そこに臨時記号はあるんか?

数日前の塾の先生との
思いがけないコラボ(?)に
昨日チョロッと
楽典」のことを
書かせていただきましたが・・・

受験生の楽典や聴音をみていて
もれなく(笑)気になることがあります。

臨時記号に対する
扱いです。


このピアノ譜を

〇調から◇調に移調しなさい。

なんていう問題、
難易度に相違はあるものの
大抵どこの音大(高)でも
出されます。

理解度によって
時間はかかるものの
得点源にもなる課題です。


それが~~
先日、ある受験生が

〇度低く移調しなさい。

を書く時に、
まず、
さあ~~~っと♪を
書いているのです。
見ると~~~
形だけ!

ええ~~っ???

原曲にこんなに臨時記号が
あるのに、
移調先に無いわけない!!
・・・・と

「臨時記号は?」

「あとで書こうと思って・・・」

ガア~ン

出ました!
臨時記号あとづけ~!


聴音でも
よくそう言う生徒さんいるんです。
これ、絶対落とす(臨時記号)し、
とにかく


臨時記号がなかったら
違う音なんだから!

ここ、
重要な気がします。



楽典も
聴音も
確かにある一定の音楽力を測る
試験には違いないんだけど
でも、
単なる
「作業」
を測っているわけではありません。

「音楽的作業」

です・・・。

つまり
「音」
がわかっていないで
作業をしても
間違いのオンパレードになっていることさえ
気が付かず、
「ちょっとミスがあるよ~」
とアドバイスすると
「1」から作業をやり直す・・・
になってしまう生徒さん
も!
結局
時間が倍もかかってしまいます。

「音」を聞いていないと
最終的に
「作業」だけでは完璧にならない。
ミスを見つけ出すにも

時間がかかりそんなことをしてると
時間もなくなりますね。

根本的に
「楽譜を書く」
ということにも慣れている必要が
あります。



急いで楽譜を書く
「聴音」などでも・・・。

思ったとおりの
音を書く


そこに・・・

そこに
臨時記号は
居ますか?

あとづけするものと
違います。

かく言う私も
何十年も前、
初めて「和声」
なるものを習った時、
転調課題に
ボロボロ臨時記号を落として
当時の師匠に
怒鳴られまくったことが
ありました(なつかしい・・・)


転調と共に、
自分の頭の中では
既にその調に移行しているから
元の調号との兼ね合いなんか
すっかり忘れ切っていたのです。


これも
全体の流れとして
音を捉えることをせずに、
その箇所ごとに
課題を解いている
非音楽的な成せるわざでした・・・
(猛省)

臨時記号を

「落とす」

という感覚そのものが
「音」を扱っていないのだ・・・と
流れで音を捉えていない
と。

で・・・・・

「わたしか、めさめたとき」

と書いて

「わたしが、めざめたとき」

こんな風に
後から濁点は
つけませんよね?

「が」

は最初から
「が」って書きます。
それと同じ!
と子供さんには教えます。


結構ピアノで
さまざまな曲が弾けるお子さん、
場合によっては~
コンクールとかも
出られるお子さんでも

聴音をした時、
臨時記号を
音符の前に書くのか、
後に書くのか・・・・
迷っておられるお子さんも
よく見かけます。


楽譜って
見えてるけど、
弾けてるけど・・・・

読めてないって
あるんですね。


「臨時記号」
って

臨時!

って言葉が扱いを粗末にするのかな?


楽典も
聴音も
根っこは
普段みている
ピアノや
ヴァイオリン

その他、

自分が演奏している楽器の
「楽譜」を
しっかり見る
視る
ことから始まります。
急がば回れ~

しっかり音と向き合いましょう!


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