大学生「ピアノのおけいこ」～１２年のあゆみ～

ピアノは
長く続けていらっしゃる方ほど
「続けていて良かった」
と
思っていただける
‘おけいこ’です。



それは
もう～
自信を持って言えるのですが・・・。



昨日も
そのような
お嬢さんのレッスンでした。


小学校２年生で
「はじめまして」
お友達の見よう見まねで
簡単なメロディーくらい
片手で
弾けるような感じでしたが
あえて
きちんとひとつひとつ
「1」から始めることに
気持ちが集中できる
利発なお嬢さんでした。



高学年になると
マーチングバンド部に、
中学生では
ブラスバンドに～～
と活躍し、



驚いたのは
高校入試の際。



全く
変わらずに
おけいこに通われるので


「年明けから
試験後くらい・・・
月二回にする？」


と
訊いたのは
私の方。


「〇月〇日が試験の日なので、
その週だけお休みさせていただければ・・・」



平常のペースで
受験に向かえるのね？！
さすが！！


と、
驚いたのを
覚えています。


その後、
高校生活も
楽しんでおられ、
達者なピアノを活かし・・
バンド
で活躍しているようでした。


またまた
驚かされたのは
大学受験にさしかかった
高校３年の時。
「夏休みが済んだら
月２回にする？
少しお休みする？」


その時は
さすがに
ちょっと考えていたようでしたが
彼女が出した結論は


「センターもあるし、
その後
２次試験も控えているので・・・
年末まで
通常通りで、
年明けから
２カ月だけ
お休みさせてください！
３月復帰予定で・・・」

年内
通常通り・・・！
通常通り・・・！？

確かに・・・
ピアノは
気分転換にもなるし、
頭を活性化させてくれますが、
どうしても
‘焦り’や
‘不安感’で
通われることが
難しくなられるとしても
仕方ないな・・・とは
思っていたのです。
せめて～
月一回でも
今まで弾いていたものを
弾ける時間があれば・・・
理想だな～～と。

それが・・・
年末まで通常どおりっと！



もちろん、
「お家で
練習をしてきて」
とは言いませんが、
毎週
レッスン室に来たときは、
ピアノに向かえる～～～
それは
理想的だと
（理想を語るはずの私が）
感激しました。



確か～～
冬休みも
朝一番で
塾に行く前に
立ち寄られていて、
指を動かし、
音楽を聴いて
頭が冴え（？）
理想的なパターンで。

理想的パターンって、
わかっていても、
なかなかできるものでは
ありません。


それで
秋～年末まで
せっかく通われるなら・・・と
初めて
２台ピアノを使い

モーツァルトの
2台のピアノのためのソナタ


１楽章を仕上げ・・・
２人で弾いて、
録音し、CDにして
保護者の方へ
お渡ししました。

これから受験へ向かう
私からの～～
応援の気持ちでした。



果たして～～

３月！


見事！
希望大学に合格され、
戻っていらっしゃいました！



そして
春から
ショパンの「幻想即興曲」
を始められ・・・

これって・・・
初めの３～４か月、
ゆっくり
音を全て把握するまで
忍耐だったりします・・・。
如何に
正確に音読みをして、
きちんと
ゆっくり弾けるようになるか？


何十年も教えていて、
かなり（趣味として）
上手になられた方でも
少なくない方が
途中で飽きてしまう
諦めてしまう～
方もいらしたのですが・・・



彼女は～
丁寧にさらってゆけば
気持ちよく弾けるようになる日が来る



と、
理解できているので
やるべき練習を
コツコツと・・・。


今はもう
すらすらと・・・。

ストリートピアノでも
弾いちゃおうかしら？



と、
屈託なく笑って。


１２年前の利発なお嬢さんは
今、
クリスマスコンサートの
準備などをお話しても
小さな生徒さんの譜捲りなど
いろいろお手伝いして下さる
私も
思わずいろいろ相談してしまう～～
頼もしい大学生に
成長されました！




週30～４０分のレッスンですが
１２年間成長を見続けてこれる・・・
改めて
光栄なことです！


そして・・・
続けている～という成果は
間違いなく
表れ、
「良かった」
と安堵します・・・


そして
その後は
講師の想像を越えて～～
成長し続けます！