失敗例 その3完(おけいこ)
一方、
「楽しくなさそう!」
と、私のレッスンを一蹴した次男は
音楽への興味など全くなく育ってゆきました。
ところが!
高校に入学した時、
クラスの友人が
分厚い「和声」の本を休み時間に広げていたそうです。
もちろん、我が家で見慣れてはいるので
「この本は、誰でも普通の人が持つもの?」
と聞いてきました。
「いやあ~~~音楽をよほど深くやらなければ~~~
もっと軽くて薄い本でポピュラーならことたりるけど・・・・
でも、〇〇高校の子なら・・・趣味も本格的に勉強するって子はいるかもね」
そして~~~しばらくすると・・
「この・・・対位法って本も持ってたけど、
これも普通の子が持つもの?」
「きゃあ~~~~~これは無いわ!!!
それは普通ではないよ!
作曲か・・・楽理か・・・指揮か・・・本格的にやりたい子だよ。
え?ピアノも達者??決まりだね。
二人もいるの???クラスに???音高でもないのに???」
なんという偶然で
藝大の作曲受験生が(当時でもすでに数十人しか希望しないところに)
次男のクラス(普通の受験校)にふたりもいたのです。
しかも、そのうちのひとりの師匠は、私の先輩でした!
~~~~後日談、おふたりとも、藝大に合格されました~~~
世の中が狭いのか!?
その友人と私がしゃべっているのを次男は横目で見ていました。
大学に入学すると~~~
ピアノを弾ける子のなんと多いことか!!!
「なんでピアノを教えてくれなかったの?」
驚くような言葉が次男から飛び出ました。
「‘楽しくなさそう’とまで言われたら・・・・親としてはやめるよ!?」
「子供がちょっと嫌がっても、やらせるのが親でしょ?」
ガア~~~~~ん!
子供はちょっと難儀なこと、面倒なことは「いや」っていいます。
でも、大きくなって「やっててよかった」
にもなるんです。
「やらせてくれたらよかった」
にもなるんです。
今は、息子が育った時代と違って、
極力先生たちは、生徒さんに寄り添って教えてくれます。
楽しく長続きできる方法を考え出してくださいます。
(もちろん、私も身をもって~子供を犠牲にして~~~体験したわけです)
是非、今だけでなく、少し先の未来を考えて、
おけいこごと、簡単にやめたり~~せずに、
指導者と相談しながら「長続き」することを考えてみませんか?
正直、
ちょこっと「器用」とか「上手」より、
「長続き」が趣味の土台なのだと思います。
後日談・・・
ちなみにこの次男、
大学生になってカラオケもできなくては気の毒・・・と、
後輩の歌の先生にボイストレーニングをお願いしましたら・・・
もう~~10年も続けて習っています。
自分で「続ける」楽しさと重要性を感じたようです。
「楽しくなさそう!」
と、私のレッスンを一蹴した次男は
音楽への興味など全くなく育ってゆきました。
ところが!
高校に入学した時、
クラスの友人が
分厚い「和声」の本を休み時間に広げていたそうです。
もちろん、我が家で見慣れてはいるので
「この本は、誰でも普通の人が持つもの?」
と聞いてきました。
「いやあ~~~音楽をよほど深くやらなければ~~~
もっと軽くて薄い本でポピュラーならことたりるけど・・・・
でも、〇〇高校の子なら・・・趣味も本格的に勉強するって子はいるかもね」
そして~~~しばらくすると・・
「この・・・対位法って本も持ってたけど、
これも普通の子が持つもの?」
「きゃあ~~~~~これは無いわ!!!
それは普通ではないよ!
作曲か・・・楽理か・・・指揮か・・・本格的にやりたい子だよ。
え?ピアノも達者??決まりだね。
二人もいるの???クラスに???音高でもないのに???」
なんという偶然で
藝大の作曲受験生が(当時でもすでに数十人しか希望しないところに)
次男のクラス(普通の受験校)にふたりもいたのです。
しかも、そのうちのひとりの師匠は、私の先輩でした!
~~~~後日談、おふたりとも、藝大に合格されました~~~
世の中が狭いのか!?
その友人と私がしゃべっているのを次男は横目で見ていました。
大学に入学すると~~~
ピアノを弾ける子のなんと多いことか!!!
「なんでピアノを教えてくれなかったの?」
驚くような言葉が次男から飛び出ました。
「‘楽しくなさそう’とまで言われたら・・・・親としてはやめるよ!?」
「子供がちょっと嫌がっても、やらせるのが親でしょ?」
ガア~~~~~ん!
子供はちょっと難儀なこと、面倒なことは「いや」っていいます。
でも、大きくなって「やっててよかった」
にもなるんです。
「やらせてくれたらよかった」
にもなるんです。
今は、息子が育った時代と違って、
極力先生たちは、生徒さんに寄り添って教えてくれます。
楽しく長続きできる方法を考え出してくださいます。
(もちろん、私も身をもって~子供を犠牲にして~~~体験したわけです)
是非、今だけでなく、少し先の未来を考えて、
おけいこごと、簡単にやめたり~~せずに、
指導者と相談しながら「長続き」することを考えてみませんか?
正直、
ちょこっと「器用」とか「上手」より、
「長続き」が趣味の土台なのだと思います。
後日談・・・
ちなみにこの次男、
大学生になってカラオケもできなくては気の毒・・・と、
後輩の歌の先生にボイストレーニングをお願いしましたら・・・
もう~~10年も続けて習っています。
自分で「続ける」楽しさと重要性を感じたようです。
このブログへのコメント
コメント、ありがとうございます。
拙いブログを読んでいただき、嬉しいです。
是非、ぜひ、お子様にピアノを!!
2021年5月19日 06:34
はじめまして…
同業者で申し訳ありませんが、最近こちらに登録して先生のブログを拝見していました。一昨年、息子が産まれまして、まだピアノをぴやーもと言ってる段階ですが笑
絶対ピアノやらせたいと思います。笑
素敵なブログでつい…不躾なコメント失礼いたしましたm(_ _)m
鎌ヶ谷音楽学院
2021年5月19日 12:49