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非和声音に気付く時! その1

教則本も少し進み始めると、それまで強拍には和声音しかなかったものが
非和声音が使われ始めます。

初めの段階で超ゆっくり速度で練習させる時、
その違和感に「まちがったのではないか!?」と
手を止めて何度も楽譜を見直して音を引き直して「いいの?」
という顔をする子。

‘指の練習’と思わずに、ちゃんと「音」を聴いているのですよね。
しかも、まだ自分の中に蓄積されていない非和声音を‘間違い?’と
意識できるのはチャンス!

メロディーだけ弾けば~別におかしくないよね。
そして、私が通常の速度で弾けばこうなる・・・と弾くと
安心顔になるけれど・・・

ちょっと待って!
早ければどんな音でも良いわけじゃないのよ~~!!

興味のありそうな子にはそこで少し和声音と非和声音の話をします。
特に簡単な教則本に出てくる拍での非和声音は
倚音の中でも下部倚音の7度と上部倚音の9度です。
確かに強烈にぶつかるのでゆっくり弾くと彼らの認識では「?」を持って当たり前。
但し、それを装飾音にしてみると
「あ~」と納得。

─── 彼らの多くは刺しゅう音には違和感を感じない───

メロディーと伴奏でいきなり倚音がでてくることは
教則本にはあまり無く、
多くは保続音の上に成す和音が変化する場合、
その保続音との間に大きくぶつかったりします。

そんな際には保続音にも目を向けてもらうことが可能です。
そして保続音の上にできている和音にも。
バイエルなどだと保続の上には
V か IV など理解しやすい和声の入口になる基本的な筋が多いので、
説明しやすく、理解してもらいやすいです。
また、
ピアノのABC では保続の上にさらに経過和音など偶成的に出来ている和音も多く、
是非その美しさに気づく「耳」と感性を持ってくれたら~と思い、
日々、切り口や言葉かけの模索をしています。(つづく)


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