指導者冥利に尽きる時　～1～

最近、どこのお教室でも、どんな習い事でも
大人の方はとても賑やかです。

ところが、お子様の「おけいこ」事情になると少し違います。
幼稚園や小学校低学年の頃こそ、盛んなのですが、
昨今はお子様も忙しく、学校も勉強のみならず、部活なども忙しいところも多く、
塾も年齢がおうごとに、日数も多くなり、おけいこをしている場合ではなくなってきて
しまうことが往々にしてあります。

それはもう、通ってきた道なので、教える側とて
よ～～くわかります。

そんな中、
中学生になっても変わりなくレッスンに通って、
ゆっくりとでも上達していってる生徒さんや、
弾きたい曲だけ、半年でも一年でもかけても少しずつ、ゆっくり練習して
獲得してゆく生徒さんが最近少しずつ増えてきてくれて
ちょっと嬉しいです。

今日は・・・昨年に続き、今年もずっと通われていた生徒さんが、
実は私立受験もしていた～
という事実がわかって、驚きました！
受験するのだったら～１~２か月くらいお休みしても良かったし、
通われるのでも、少しペースダウンしたり、
息抜きのひととき演出（？）くらいしてあげられたのに・・・
（いや、それは期待されてないか・・）
等と日頃のレッスン時の言動を振り返ってみたり。
それにしても、一緒に合格が喜べて良かった！

大学生になっても変わらずにレッスンに来られる方も
一人二人ではありません。
そうなりますと～もう、
大人の生徒さん同様、
一生携える‘趣味’を育てている「自覚」も、
‘特技’に仕上げていく「意志」もあって、
良いルーティンを自分の中に持っているのでしょうね。

投げかけていたものが、生徒さんの中で根付いて、
それを生徒さん自身で育てている・・・
ということを感じた時、
なんとも、幸せな気分に浸ってしまいます。
これを「指導者冥利に尽きる～」というのですね。