初めが肝心☆指づかい☆

新しい曲を練習し始める時に、
「譜読み」をします。

「譜読み」とは、楽譜にある音符、
リズム、音楽用語などを読み取り、
その曲を一通り弾けるようにすることです。

わたしが譜読みの段階で一番時間をかけて
考えているのは、指づかいです。

指づかいを決めずに、その時ばったりの
異なる指づかいで弾いていては、
いつまでたっても弾けるようにならない
からです。

まずは、譜読みの段階で決めた指づかいを
楽譜に書き込み練習するのですが、
弾き込むうちに、指づかいを変えることもあります。

それは、ゆっくり弾く時と速く弾く時では、
指づかいによって弾きやすさが違ったり、
アーティキュレーションの表現を考えた場合、
より適切な指づかいを見つけたり。。理由は様々。

もともと楽譜にある指づかいが自分の手の大きさ、
指の長さに合わない場合もあります。その時は、
自分に合う指づかいに変えます。

このように、自分で指づかいを考えることは、
初心者の頃からできたわけではありません。
楽譜に書いてある指づかいを守ることから始めて、
弾きにくいところは、先生が考えてくださり、
基本的な指づかいを徐々にマスターしました。

レッスンでは、指づかいを守ること、
書き込むことを早い段階から指導しています。

正しい指づかいで練習を重ねていけば、
将来、自分で考えることができるようになります。

指づかいについて考えること、
ちょっと大変だなぁ、自由に弾きたいなぁ、
と思うことがあるかもしれませんが、
上手に弾けるようになるための習慣にしたいですね！

鉛筆片手に譜読みする
　さとこ先生より♪

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