怒られすぎて「私は悪い子なんだ」と思い込んだ過去

山形　尾花沢市・舟形町ピアノ教室
早坂希望（はやさかのぞみ）です。





みなさんは、どんな子どもでしたか？

褒められて育ちましたか？

厳しく怒られたでしょうか？




これは私の話です。




私は小さい頃、よく怒られていました。

いたずらをしたり、反抗したりする子ではなかったのですが

とにかく行動が遅かった。




反応が悪かった、という方が正しいかな。

耳には入っているのだけど

それを理解して行動に移すまでが劇的に遅かった（汗）




大人たちは、

さぞかしイライラしたことでしょう。。。









今の私からは、もしかしたら想像ができないかもしれません。

動きが遅いだけでなく

おしゃべりもほとんどしませんでした。




人と話すことが苦手だったし

とっても恥ずかしかった。

だから、あいさつも出来なかったんです。




ということで、時代は昭和。

そういう子は人並みに出来るようにお尻を叩かれます。

（実際に叩かれるのではないです。）




で、あんまり怒られるんで

「私って悪い子なんだ」

と思っていたんですよ。




他の子は怒られてないのに

私は怒られる。



なんで怒られてるかは分からないけど、

どうやら大人が思った通りにいろんなことが出来ていないみたい。

でも何が出来てないか、何をどうすればいいのか分からない。




そしてまた怒られる・・・








「私は悪い子なんだ」




誰もそんな言葉は言わなかったけれど

私はそう思っていました。

そう思わせる大人の言動があった。




恨みつらみを言いたいわけではないのです。

今となっては、その心境も分かります。





「私は悪い子じゃなかった」

と思えるようになったのは

いつからだろう？




そこに至るまで、

まぁまぁの年月がかかりました。




それを考えると、

「私は悪い子なんだ」

と子どもに思わせてしまうと、しばらくの時間、その思いに囚われさせることになるかもしれません。




「私ってバカなんだ」

これも同じく。




「私って可愛くないんだ」

これも同じく。




何気ない大人の言葉を

子どもはしっかり聞いているし

何度も繰り返し言われたことは

その子の奥深くに染み込んでいく気がします。




「バカ」と言われた子は

本当にそう育って行きます。

これは、脳科学の分野でも言われていることです。








どんな風に、育ってくれたら嬉しいですか？

その言葉をそのままかけてあげてください。




先日のピアノ部屋断捨離で

思いもかけず10歳の頃の写真が出てきました。





これを見るまで、私には幼い頃からのコンプレックスがあったのですが

それは思い込みだったことに気がつきました。





大人の言葉は

どんなに小さい子どもにも届いています。

そこに感情が乗っていればなおさら。




言葉も子どもの栄養の一つ。

大人も完璧ではないけれど

「栄養」になるような言葉をかけていきたいです。





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