続・自己流で苦戦していた子の大変化【レッスン編①】

山形　尾花沢市・舟形町ピアノ教室
早坂希望（はやさかのぞみ）です。




先日、ある生徒さんが急に上手になった話を書かせていただきました。





YouTubeを見ながら自己流で弾いていて

せっかくだからちゃんと教えてもらおう

ということで、レッスンに通ってくれるようになりました。




最初来た時、

とっても楽しそうに弾いていましたが、

色々とツッコミどころはありました。




・指の形
・手のフォーム
・指の運び方




楽譜なしで弾いていたので

音の高さもその時によって違っています。










そしてよくありがちなのが

「速弾き」をしてしまうということ。




気持ちはわかります。

早い曲ってかっこいいし

自分でもやってみたくなる。




学校のお友達も

「すごいね」「かっこいい」

と盛り上がってくれる。




うん。

わかるんですが。

ただ、これが危険でもあります。




速く弾くことにだけ意識がいって

指の運びや、フォームがメチャクチャになる。









最初は速く弾けたことに満足するのですが

慣れてくると「弾けない部分」に目が行くようになる。




でもその頃には

「くせ」が身についてしまっていて

そのくせによって、なかなかうまく弾けない・・




一度身についた「くせ」は

直したくてもなかなか治せない・・・




ざっくり言うと

こんな感じのことが起きるんです（泣）




弾きたくて弾きたくて

一生懸命がんばって

もっと上手に弾きたいと思ったらこの現実。





辛い・・






いろんな曲を弾きたい

上手になりたい

カッコ良く弾きたい




こんな風に思うのであれば

指の形や手のフォーム、楽譜の読み方も

基本的なところは知ってほしい！




と、切に願うわけです。










ただ・・・

自己流で楽しんできたお子さんに

地味な「基礎」を身につけてもらうには

本人の意思もとっても必要になります。




なんでこんなにゆっくり弾かなきゃ行けないんだ

なんでこんなに簡単な曲をやらなきゃいけないんだ

指づかいなんて、弾ければなんでもいいだろう




こう思ってしまうのが当然。

でもこれだと、前向きな練習はできない。




もっと上手になりたい

そのためには、この練習が必要なんだ！




こんな気持ちになれると

変化や手応えがあるまで

練習を続けていけます。





今回の生徒さんの場合

「好きな曲」＋「基礎的なテキスト」

を使ってやってきました。




基礎のテキストも

その子なりに頑張っていたのですが




好きな曲に引っ張られて

なかなか基礎が身についていきません。




好きな曲を一旦やめて

「地味な練習」に「集中」する必要があると

判断しました。




先ほども書いた通り

「なぜこの練習が必要なのか」

が理解できないと「ピアノつらい。。」になりかねない・・




レッスン内容を変えるのには

私の覚悟も必要でした。





また長くなってしまった・・・

続きは明日にしましょう！







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