ひとりでやってみる！！発表会１５分前の決意

尾花沢市・舟形町ピアノ教室
早坂希望（はやさかのぞみ）です。





先日終了した発表会は

「はじめて」参加の生徒ちゃんも

たくさんいました。




そして、

「うちの子、すっごく緊張するんです」

という子もたくさん。




実は４月の保護者面談の時に

そういうご心配をお話してくれる保護者のかたが

数名いらっしゃったんです。




小さいからって緊張しないとは限らない！

小学校に入る前の子達でも

たった一人でステージに立つときに「手が震えてる」ことは珍しくありません。





「完璧にしたい」「完璧にしなきゃ」

そんな思いからか、顔から体から

全部がカチンコチンに固まってしまうこともあるんですね。










「先生に隣にいてほしい」

そう言っていた生徒さんがいました。




初めての発表会。

「出る」と決めたけれど

ひとりでステージに立つのは不安。




そういう時は発表会であっても

そっと隣に座って見守ることにしています。





本番前最後のレッスンでのこと。

私は「隣に座る」つもりでいたのですが

どうやら一人でステージで演奏しているイメージで練習している様子が感じられました。





しっかり練習をして、自信も出てきたからかも・・

と思い、レッスンを終えてからお母様にご相談。





もしかしたら一人でもステージに立てそうなので

当日の様子を見て決めましょう、ということになりました。










発表会当日、開演15分前。

生徒ちゃんの様子を確認しに向かいます。





「〇〇ちゃん、先生隣にいたほうがいい？」

「・・・」

ちょっとだけ考えてからこう言いました

「ひとりでやってみる！」




本人がその気なら、応援するのみ！

「よし！やってみよう！」

と伝えました。




すごいことです。

きっと、お家の方はドキドキだったと思います。




「ステージの上で弾けなくなったら・・」

「うまくできないかも」

「はじめての発表会を良い思い出にしてあげたい」




いろんな思いがあったかもしれませんが

しっかりと送り出していただきました。




もちろん、

ステージ場で何かあったら

対応できる準備はしてあります。









結果、

とっても堂々と

しっかりと演奏したんです。




「緊張したけど、途中でなくなって楽しかった」

だそうです♡




すごいことです。

ちょっと前までは「先生と一緒」の予定だったのが

本番直前に「一人で」に変わった。




重ねて言いますが

「先生と一緒」でもいいんですよ。

それでも「ステージに立つ」ということは

とっても特別なことです。









今回、私もお母様も「本人の気持ち」を尊重したいと思っていました。




「一人でやってみる」と言った時の

声や表情がとっても印象的で素敵でした。

そんな瞬間に立ち会えたことが、とてもとても嬉しかった。




大きな一歩を「自分から」踏み出したからこそ、

その分大きな自信になったと思います。




体が小さいからって

「弱い」わけでも「緊張しない」わけでもないんです。




改めて、

成長を邪魔しない選択と応援を

見極めていきたいと思いました。





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