dolce って何？

生徒さんに人気の曲 湯山昭作曲“バウムクーヘン”



12月の発表会の時にお友だちが弾いたのを聴いて、「カッコいい！弾きたい‼︎」と4人の生徒さんが 冬休み中に弾いていました。

その中の一人、Ｍくんがきょうの主人公です。

正確には「弾きたい！」と言ったのは、Ｍくんではなくて…

お母さまに
「バウムクーヘン弾いてみたら？ Ｍくんに似合ってる気がするよ！」
と言われ、「うん、ボクもそう思う。」

というような反応がちょっとあったので、それがお母さまから私に伝わり、翌日 Ｍくんは 楽譜を渡されてしまった、というのが ホントの話。


かなり時間をかけて、ゆーっくり譜読みを進めて 全曲通して弾けた時、Ｍくんは天を仰ぎ、ガッツポーズをして叫びました。

「ヤッター‼️やっと全部弾けた〜‼️」

(おいおい！ ゴールじゃないから。やっと スタート地点に着いただけだよー)
と 呟く私の言葉は、Mくんには届かなかった…。


しばらく時が経って、ちょっと流れるようになったところで、音楽用語(略して“楽語”)に注目。

オレンジの付箋の dolceって？




以下 3つの質問を巡っての私とMくんの会話。

1.「何て読むの？」

「ドールーチェ。ドルチェだ」

正解‼️

2.「何語？」

M「ん〜… 。ヒント！」

「イの付く国」

M「イタリア語」

「正解！良かった〜。たまに イギリス、とか インド とか言う人がいるのよ。」

M「さすがにインドはないでしょ！」

「でも、いたのよ！吹き出してしまった。
ウケ狙いだったけどね。」


3.「dolceの意味は？」

M「香水に関係ありますか？
あの ドルチェ & ガッバーナの あれ！」

「え？？？ 瑛人とか歌うの？ビックリ〜！
まぁ、 関係あるかな？
バウムクーヘンて 食べたらどんな感じ？」

M「甘い！」

「そう、甘い、とかやわらかい、やさしい、とかいう意味で、イタリアでは ケーキ、デザート、お菓子のことをドルチェって言うらしいよ。」

サッとドルチェの意味を書くMくん。(えらい！成長したね〜)


さっきの弾き方は、dolceって感じかな？
ちょっと違う気がするよ。やわらかい響きになるように、タッチを変えてみたら？

数回繰り返して、dolceっぽくなりました。

いつか、Mくんにも、dolceな香りの香水、誰かにプレゼントできる日が来ますように。
(おっと！よけいなお世話でしたね…笑笑)


ではまたね(*^_^*)