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ピアノの音色の違い(プレイエルとスタンウェイ)

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ピアニスト稲野辺純子です。

ピアノの音色の違い(プレイエルとスタンウェイ)

先週の日曜日に、水戸奏楽堂にて

相原一智ピアノリサイタルが行われました。

タイトルが《二台名器による響演》です。

今回の二台名器とは、プレイエルとスタンウェイです。


水戸市にある水戸奏楽堂には、

1838年製のプレイエルと

1917年製のニューヨークスタンウェイがありますが

この2台を1回のリサイタルで弾いてくださるという

とても興味深いものです。

プレイエルは、ショパンの良きパートナーで、

とても繊細なタッチが要求されるものです

大きな音響が出るわけではないので、

ある意味スタンウェイとは対極にあります。

ちょっとした指先のニュウアンスが音に

反映されてしまうので

ピアニストにとっては愛らしいその音色からは

想像できないくらい集中力とコントロール力が

必要でしょう。

このプレイエルで

相原さんは、次の曲を演奏してくださいました。

バッハの平均律クラヴィア曲集第1巻から第4番

ショパンピアノ協奏曲第1番より第2楽章

ショパンノクターンだい8番

ショパンエチュードOp.10-4

ショパン舟歌



ショパンが弾いたかもしれないと言われる

プレイエルから生み出される、現代のピアノとは全く異なる

愛らしくも哀愁漂う不思議な音色は、聴くものを

今から200年前のフランスにタイムスリップ

させてくれました。

このプレイエルの演奏を挟んで、

1部と3部で

今から106年前に作られた

スタンウェイを弾きました。

高音のグロッケンを思わせる透明で

輝きのある響き。

低音の鳴りには、パイプオルガンを思わせる

圧倒される重厚感を感じました。


これは、プレイエルを聴いた後には

さらに強く感じられました。

1部では

ラフマニノフのプレリュード

バッハのシャコンヌ

ラヴェルのクープランの墓からトッカータ

3部では

シューマンの交響的練習曲

フランク、コルトー編曲ヴァイオリンソナタ4楽章

客席が50というサロンコンサート形式なので、

手を伸ばしたら届きそうなくらい近くで
全く異なる響きを持つ2台の名器を

しかも1回の演奏会で聴けるという

とても贅沢な時間を

過ごすことができました。

この企画をされた相原さんに

感謝です。ブラボー!


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