たった一つの大切なもの

さいたま市北区ピアノ教室　牧田です。

私の家の近くには陸橋があり、先日その歩道を歩いてちょうど頂上に差し掛かった頃
不意に元気な女の子の声が聞こえてきました。
傍から見下ろすと、眼下の公園の脇の道を自転車の後ろにヘルメットをつけて
乗っている女の子が見えました。
お母さんがこいでいる後ろで
『ずっとずっと大好きだよ〜、小学校に行ってもずっと大好きだよ〜』
と叫んでいました。
なんだろう？と思ってその後方に目をやると、
もう一組の親子がいて、女の子がその自転車を追うようにして走り出しながら
「ずっとずっと大好きだよーーーーー！！！」
と叫び返したんです。
その声の通ること。
一点の曇りもない真っ直ぐな真っ直ぐな声。
多分この春から小学校に上がる子達で、同じ幼稚園か保育園だったのかなぁ
と思いました。
その光景とあまりに純粋な声にじ〜んと感動してしまいました。
小さい頃って
ひたすらに大好きって思えるものがあって
それを躊躇なく言えましたよね。

またある日のレッスンでのこと。
4歳の女の子が「これ見て！」というので覗き込むと、手のひらの中にはクリスマスツリーの雪に使うようなふわふわとした綿がありました。
その子にとっては宝物だったのでしょう。
とても大事そうにお母さんに預けてレッスン室に入ってきました。
その後来た男の子は、窓辺にあるポインセチアの枯れた葉がくるくると丸まって落ちているのを見つけ、持って帰りたいと言いました。
レッスンが終わってレッスンバッグにしまおうとしたので、粉々になるからそっと手で持ってくんだよ、と渡しました。
大人になっても同じです。
みんな自分の大好きなものがある。

興味も、性格も、体格も、ペースも一人一人違います。
そんな一人一人の個性を大切にレッスンをしています。
また、皆さんが持っているものを活かせるように私も日々勉強しています。
春のキャンペーン後お１人枠となっています。
今日4/2 中にお問い合わせいただいた方に4/15まで使えるこのクーポンをプレゼントしています。
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