親ができること

さいたま市北区ピアノ教室　牧田です。

お盆のお休みもそろそろ終わりという方も多いのではないでしょうか？
このお休みを利用して、ご家族で体験レッスンにみえられた方もいます。
今は、私が子供の頃と違ってお父様が積極的にお子さんの習い事の情報を集めたり、アクセスされる方が多いですね。
小さいお子さんの場合は送迎も含め、お父さんのご理解やご協力があるとお母さんは本当に助かります。
でも何より大切なのは、お子さんがやろうとすることや、やっていることに関心を持つということだと思います。
長い目で見ればいつまでたっても親にとって子供であることに変わりはないのですが、物理的に密に関われるのは本の一時だなぁと、成人した3人の息子を見ると思いますね。
その子が将来どういう方向に進むのか、何に興味を示すのか、それは誰にもわかりませんが
子供が小さい時に親ができることは、「環境を用意してあげる」ことに尽きるなぁということも。

習い事というのは、お金と時間がかかります。
言ってみればその子への投資ですよね。
果たして、成果が出るのかどうか、、親としては気なるところですが、大丈夫！！
経験という形でその子の中にかけがえのない財産を創って行っています。

うちのお教室では3歳さんからレッスンをしていますが、例えば最初お母さんと
一緒じゃなければダメだった子が、だんだん離れられるようになって、1人で部屋に入って私と一対一でレッスンが出来るようになる。
幼稚園や保育園では先生対集団ですが、親族以外の大人と一対一で会話をしたり、自分の意思表示をしたり、何かを学ぶというのはこれから社会に出る子供たちにとって非常に貴重な経験だと私は思っています。
その中で、考え、気づき、体得して出来なかったことが一つずつできるようになる、これってすごい成長だと思うんです。



ピアノは何年も継続して習う楽器です。
その過程で、順調にいく時もありそうじゃない時もあり、できないことと向き合ってそれを乗り越えて進んでいくことが必ず必要な時があります。
ですが表面的には曲や楽器に向き合っていますが、実はこれ自分と向き合っているんですよね。
長年ピアノを弾いてきた私も今しみじみ思います。
そしてピアノを通じて培われたたくさんの経験は、人生の中に活きています。

可能性の一つとして、音楽の・ピアノのレッスンの環境を用意してくださるご家庭のお子さんは
本当に恵まれているなぁと心から思います。
そして、そんな保護者の方の想いも受け止め、お子さんにとってピアノが音楽との素晴らしい出会いになるよう、私も日々勉強して参ります。
これからの出会いも楽しみに！！