ご家族とご一緒に、ピアノで育てる

T君と最初に会ったのは、彼がまだ赤ちゃんの頃でした。
　すでにお姉ちゃん（小学生）がうちでピアノを
　習っていらして、そのお姉ちゃんの送迎の際、
　ベビーカーに乗っていたかな〜。


　それが、ある時突然「お姉ちゃんみたいに
　ピアノやってみたい」となったのでした。
　
　
　でもまだ本当に小さくて、最初はまず椅子に座ること、
　歌を歌ったり、手拍子したり、ピアノに触って
　ピアノで遊ぶ・・・
　今で言う「プレピアノ」だったわけです。


　この頃のT君
　ママが仕事でお留守の時は、寂しすぎて
　大好きな「毛布」を握りしめながら
　レッスンに来たこともありました。
　(けっこう何度も！)


　時はすぎ、T君も小学生！
　ずいぶんしっかりしてきました。


　それでもやはりいろんな時がありましたね。
　お姉ちゃんのレッスンの時に
　T君の練習状況について、お姉ちゃんと私で
　教育相談したこともありましたっけ。


　ただ T君、音楽は大好き！
　リズム感がよくて
　聴音（音の聴き取り）なんて大得意なんです。
　

　そんな彼、実は、
　仕事で忙しいママに代わって年の離れたお姉ちゃんが
　いつもしっかり面倒を見てくれる環境。
　時にはそのお姉ちゃんにがっつり叱られることも
　あったようですが、
　ママが二人いるみたいな恵まれた環境で、
　私から見るとかなりの甘えん坊でした。


　来月からはいよいよ中学生。
　甘えてばかりではいけません。



　今までは親御さんの車による送迎、あるいは
　お姉ちゃんが自転車で一緒に来て下さっていました。



　ところが昨日は
　はじめて！一人で！自転車で！
　時間に遅れることもなく
　レッスンにいらっしゃいましたよ！


　

　新しい大きな自転車が
　春の光でピカピカ光っていました。　


　あ！今のT君、当たり前にちゃーんと椅子に座り
　しっかりピアノ弾いてますよ！