レッスンの醍醐味=音楽の面白さに気づいてハマる
先日、とあるレッスン会員さんが古典派のソナタを弾いていました。
曲の大部分が【メロディー+伴奏】という書法で成立しているなかで、ところどころに【対位法】的な書法が出てきます。
レッスンでは、その部分について、
「いくつかの楽器、または声が追いかけっこしている感じです。」
と説明し、
「各声部に分けて練習しましょう。」
「それぞれの声部の動き方をよく聴いて。」
などアドバイスしました。
すると、その日の夜になってレッスン会員さんから嬉しいメールが届きました!
「今日、教えていただいた複数の声部のストレッタとコーダのところを声部ごとに横に流して弾いてみました。それから、時間をおいてから通して弾いてみたら、何と聴こえてくる音楽が変わりました。【メロディーと伴奏】から急に【複数の楽器が重なって追いかけっこしている】ようになり、面白い!」
「何となく弾いていたら、作曲家の工夫に気がつかなかった。やさしいソナタでもなかなか面白い。すごい作曲家だとつくづく思いました。」
「飽きないで聴いてしまう、または難しい譜面でもないのに心に残る演奏に、どうしてだろうかと長い間感じていました。徐々に分かってきて嬉しいです。」
レッスンによって音楽の面白さに気づいてもらい、ますますハマってもらう。
これこそレッスンの醍醐味です♪
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