私がピアノを習い始めたきっかけ

写真追加しました♪

先日の記事で、私は子どもの頃あまりピアノの練習をしていなかったと書きました。自分から進んで練習したことなんて、記憶にないなぁ。

では、どうして私はピアノを習い始めたのか？

きっかけは祖母です。父方の祖母は若い頃にピアノをかなり上手く弾きこなし、学校(たぶん中学校)の音楽の教師として働いていた時期もありました。

祖母にとって、私は初孫でした。
小さめに生まれた初孫が体に不釣り合いなほど大きな手をしているのを見て、祖母はすぐさま「この子にピアノを習わせたら？」とかなんとか、言ったそうです。

でも祖父母と両親は同居していなかったので、祖母が私に最初の手ほどきをするという選択肢はありませんでした。

両親は音楽家じゃないし、当時はピアノ教室について調べるにも情報源が少なかったことでしょう。その上、私が４歳になって「そろそろピアノを始めたら？」という頃、幼い私にはもっと幼い弟２人がいました。

そこで母が、「家から一番近い。」という理由で私を連れて行ったのが、

桐朋学園子どものための音楽教室

指揮者の小澤征爾氏など、そうそうたる音楽家を輩出した桐朋学園の教室が、家から一番近かった。。

今思い返してみると、幼児クラスでも電車で通ってくる子がいたし、桐朋学園は人気のある音楽教室でした。「家から一番近いから」という理由で入学したのは私くらいだったかもしれません。

一年間手遊びのようなソルフェージュクラスに通ったのち、専攻楽器と、個人レッスンを希望する先生について聞き取り面談があったようです。
そこで母が答えたのが、
「専攻楽器はピアノを希望します。個人レッスンについては、家から一番近い先生を希望します。」

そして習い始めることになったのが、地元で有名なＫ先生だったのです。本当に、たまたま家が近所でした。

こう書いてみると、私がピアノを始めたのは偶然が重なっただけ、と思います。

祖母宅でピアノを弾いて（弾かされて）いる４歳頃の私↓




人との出会いもそうだけど、楽器と出会いや習い事のきっかけも、あとから考えたら「偶然だったなぁ」という場合が多いのではないかしら？

人生、不思議なものですね。