レッスンの合間に…♪

打楽器メーカー・ゾノア社（ドイツ）のメタルフォンです♬
体験レッスンやレッスンの合間に使用する楽器の一つです。
上手に打てば、非常に美しく響きます。
ただ、最初はバチをぎゅっと握りしめ力強く打ったり、逆に力を入れずフニャフニャな持ち方で打ったりしてしまい、なかなか響きません。では、どうしたら響く音が出るんだろう❓

実際に響く音をやって見せて生徒さんに真似させたり、打つ場所や持ち方・力加減、打つタイミングなど、一緒に考えたり楽しみながら、いろいろ試していくうちに響くポイントにだんだん近づきます。

このようなことを通して気づくことですが、ピアノという楽器は、やはり構造上打楽器だと言えると思います。それでいて、歌の様にも、オーケストラの様にも表現することができるのですから、万能で魅力ある楽器だなと改めて思います。
鍵盤をただ押すわけではないので、技術的な課題も当然出てきますが、それもまた面白いなと、私自身、長いことピアノに向き合ってきて身をもって感じています。


古池や　蛙飛びこむ　水の音　　　芭蕉

柿食えば　鐘が鳴るなり　法隆寺　　　正岡子規

最後に脱線しましたが、どちらもそれぞれの情景のなかで音が聞こえてきますね。