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グランドピアノの蓋は開けて②・・さらに譜面台を外して

今年も7月中旬の発表会が近づいて来ました。

レッスンでは、暗譜のできた生徒さんは、ステージと同じ様に、グランドピアノの譜面台を外して弾いてみる事にしています。

蓋を大きく開け、さらに譜面台も無いので、弦やハンマーがとても良く見える状態になります。同時に、演奏者には、繊細な音質も、ダイナミックな響きも、たっぷりの情報量で伝わって来ます。

自分の音を良く聴くように誘い、さらに遠くまで通る音を出す為に「良い音を上手に出せているから、向こうで聴いていて下さるお母さんまで届く様に」等の声かけをします。

すると同じピアニシモ(小さな音)でも、指先を少ししっかりさせて打鍵する様子が見られる様になります。
届ける音がイメージできれば、技術が自然と伴って来ます。

出てくる音に応じて「そう!その感じ!!」と声を掛けたり、或いはせっかくの発表会ですから「まだまだ、もうちょっと!」と、こちらも生徒さんも根気強く頑張ってみるのも案外楽しいものです。

さて、丸見えになっているピアノの弦を眺めながら、「金属の線を、どうやって叩けば、良い音が広がると思う?」と質問してみる事も有ります。皆さん、腕の力みを無くしてピアノ線を打つ真似をして答えてくれます。ついでに思わず腕を伸ばして弦をコンコンと叩いて確かめる生徒さんも沢山いらっしゃいます。(ペダルを踏んであげれば、多少響きを体感できます)

鍵盤に触れた指先の感覚のままにハンマーが弦を打っている、と感じられたら、楽器が、より一層自分に近い物になる事でしょう。


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