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【紫明先生のエッセイシリーズ】スズキ・メソードと共に(1991年)篠原緑先生 2

◎母と子の音楽サロン

一茶の俳句カルタを2、3歳の子どもが百句も暗唱するなんて、と驚きと感激でいっぱいでしたが、回を増すごとに着実に覚えていく長女を見て、子供のもつ可能性のすばらしさを改めて発見しました。でも少しでもやらないと忘れるのも早い、ということも分かりました。

音符をチューリップの形で貼ったり、リズム遊びをしたり、親子で楽しみながら、知らないうちに読譜でき、リズム感もつき、音程が正しくとれるようになっていくのは驚きでした。引きつづき音感クラスに進みましたが、和音をとるのも付き添いの母親以上です。私は子どもについていき、一緒に同じ音をきいて四年程たちますが、音を正確にとれません。子どもの方は、#でも♭でも何の苦もなく聴きとってしまうのです。「より早き時期に聞き続けさせる事の大切さ」「適切な指導を受ける事の重要さ」を実感しています。<続く>


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