発表会を取り止めることに致しました…

先週の日曜日、本当なら
発表会の全体リハーサルの日でした。

とても残念なお知らせです…

この度、
新型コロナウイルスの影響により、
3月20日に開催するはずだった
ピアノの発表会を急遽、

取り止めることに致しました。

苦渋の決断でしたが、
やはり皆様の安全が第一と考え、
このような判断に至りました。

本当に悩みました。。

なぜなら
発表会というのは、、、

生徒さん、それぞれの想い…

親御さん方の想い…

皆様の想い…

さまざまな想いを込めて、
発表会を迎えられるからです。

特に3月は卒業と別れの季節。

節目として、
この発表会を有終の美とし、
ピアノを辞められる生徒さんもいます。

お引っ越しで、
発表会を最後にお別れする生徒さんもいます。

そのような生徒さんもいることを考えると、
そう簡単には決断できませんでした。

この発表会が本当に最後だったからです。

取り止めのご連絡をしたら、
涙声になられておられました。

胸が張り裂けそうです。

当教室の発表会は毎年3月で、
今年で18回目となります。

3月はキリの良い季節で、
皆様にも喜ばれる一方、

3月といえば

この18年間のうちに色んなことがありました。

2005年3月20日に玄界灘で発生した、
福岡県西方沖地震。

発表会を9日後に控えた時に起こりました。

今でも、あの強い揺れは忘れられません。

発表会開催が危ぶまれる中、
皆様の温かな励ましと応援で
余震も続く中、

ヒビ割れしたホール会場で
発表会を予定通りに開催致しました。

そして、東日本大震災…

発表会を10日後に控えておりました。

日本が悲しみの中、
私たちは発表会を開催して、
いったい良いものだろうかと、

自問自答する葛藤の日々。

しかし、この年、
発表会のプログラム最後に
高学年の生徒さんがハンドベルで披露する曲は、

“千の風になって” でした。

この曲がステージに響き渡った時、
客席では皆様が涙されておられました。

そして終演後に、

「被災地に、この曲が届いたと思いますよ」と、
皆様から言って頂いた時に、
改めて音楽の持つ力を知ったと同時に、
私たち講師も救われました。

こうやって幾度となく、
乗り越えてきた3月。

今年も乗り越えられる・・・
そう信じて、やってきました。

でも今年ばかりは、、、

本当に申し訳ございません。

また改めて、生徒さんと親御さんに
お詫びさせて頂きます。

↓お問い合わせはこちら↓

問い合わせフォームへ
↑体験申し込みもこちらからどうぞ!↑

トップに戻る