お子さんは何かをつかんでいます

進みが遅くても

早い方がいいのか？

確かに早く進む生徒さんは
それなりに理解力・集中力が育っています。
ただ
ゆっくりの生徒さんは
じっくり時間をかける中で
音楽性・その他違う能力も熟成されていくのを
感じることが多いです。

Aくんは
いろんなことが気になる
落ち着いてレッスンが受けれない生徒さんでした

でも
なぜか俳句は大好きで
少しずつ着実に覚えていきました。

ある時、お母様からLineが

「実家に帰って、田舎の野原を散歩していたら
このように 枯れてもさわぐ　すすきかな」

って小林一茶の俳句を
嬉しそうに口ずさんでいました。

・・・・・・
お母様からの連絡
とても嬉しかったのを覚えています。

ピアノはまだ落ち着いて弾けなくても
俳句を覚える能力が
育っていたのですね。

小さい頃に良質の古典に触れる事は、
その後の国語力のベースになりますから。