われもこう　を見ると・・・

秋ですね。
お花屋さんに行って
お花を買ってきました。

ピンクの
「トルコ桔梗」と
秋を感じさせる

「吾亦紅（われもこう）」

われもこうをみると
この歌が自然に出てきます。


われもこう　谷川雁

あの色だけならば　　暗すぎる
すすきの道をふさぐ　われもこう
風のまま　ゆれ　　　　霧のたび　ぬれ
さびついた　とびらを　つくる毬
にわかに　秋の日　　かがやく　深いくれない
遠くで　うろこ雲　　　たずねてる
エジプトそだちの　　紅を見たか

新実徳英 作曲の
「白いうた 青いうた」

の中の曲です。

谷川雁さんは、
私が中学時代を過ごした
水俣出身の社会思想家・詩人・

詩人。評論家。熊本県生。東京帝国大学卒。昭和22年共産党入党、のち離党。29年第一詩集『大地の商人』、31年『天山』を刊行。33年サークル村を結成し、大正炭鉱争議を指導。その後上京し、ラボで英語教育活動に力を注ぐ。詩集に『定本谷川雁詩集』、評論に『工作者宣言』『原点が存在する』などがある。

文学者掃苔録　より
https://www.asahi-net.or.jp/~pb5h-ootk/pages/SAKKA/ta/tanigawagan.html

「白いうた　青いうた」
は先に新実さんのメロディがあり
それに
谷川雁さんが
詩をつけられたもの。

とても後に付けられたものとは思えないほど
素晴らしい「詩」

柔らかいメロディにこの詩をのせて歌うと
日本の秋っていいなーといつも思います。