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理想的な最後・・・父の命日に思うこと

私もこんな最後を過ごしたい!あそかビハーラ(仏教系 緩和ケア病院)

今日は
父の命日です

認知症でありながら
なんとか
95歳まで
一人暮らしを続け

4月の終わりに
膀胱癌の痛みのため
いつもお世話になっていた
病院に緊急入院

そして
担当のお医者さんの勧めもあり
5月8日
以前から申し込んであった
あそかビハーラ緩和ケア病院に
転院しました。
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(病室の窓からの景色)

緩和ケアについては
16年間音楽ボランティアとして
係わってきたので
ある程度分かっていました。

そしてボランティアで伺っている病院の
お医者様からも
あそかビハーラの先生に
ご連絡くださり
感謝しかありませんでした。

あそかビハーラは
日本でただ一つの仏教系の緩和ケアの病院

平屋建てで病室から直接
ベットのまま外のテラスに出ることもできました。
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日当たりのいい病室
自由に出入りできる食堂
寝たまま入れていただけるお風呂

最初の日は
オムライスを美味しそうに食べていました。

常駐のお坊様も時々お部屋をのぞいて下さいました。

数日一緒に過ごし、私がレッスンのために川崎に戻った
次の日の朝(20日)に亡くなりました。

もう介護はいいよ、喪服をもっておいで
と父から言われたような気がしました。

病院に着くと、父は病室にそのままいて
枕元に病院の畑でつんだお花が
花束にしておいてありました。

温かな心遣いに
涙が止まりませんでした。
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霊安室でなくそのまま病室にいさせてくださったことにも
深く感謝しています。

病院を発つ前に、お別れの会をして下さいました。
お坊さんがお経をあげてくださって
担当の先生、看護師さんたちからお別れの言葉を
かけていただきました。

そして
入院した時と同じ病院の正面玄関から
皆様に見送られて、病院を後にしました。
これは、
遺族として
とても嬉しかったです。

これは緩和ケア病院だからこそできることなのでしょう。

父は幸せだったと思います。


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