✳️言いにくい事を言います✳️

★現実に向かい合って。

ピアノを愛する皆さま、こんにちは。

生徒さんには、はじめに、ご家庭の楽器について聞いています。
お家にピアノはありますか❓

お母さんによっては、売りつけられるんじゃないかと
警戒されているのか分かりませんが、軽くごまかす方もいます。

( 絶対に売りつけないので安心して下さい。 )

なぜ、持っている楽器を確認するかというと、
レッスンでの指導が変わってくるからです。


昔、ピアノを指導させてもらい始めた頃の自分は本当に
全然ダメだったなと思います。

内心は生のピアノじゃなきゃ、練習なんて出来ない、なんて
傲慢な事を思ったり、
または、電子ピアノでもあれば全然オッケーですよーと、
安易な励ましをしたり。。。


電子ピアノと、キーボード、アップライトピアノと、グランドピアノは
それぞれ違います。
これからは、
この点をオブラートに包んでごまかすような事はやめようと思います。


♦️でも、ちょっと待ってください❗️

だからと言って、楽器の全く持っていない人は、
レッスンお断りだとは
決して言いません。

なぜ、あえて、このようなデリケートな話題をするかというと、
音楽を楽しみたい人を全員、私は応援したいからです。


そもそも、日本の家庭で、
ピアノを所有することは簡単ではありません。

ピアノは環境の整った一部の人だけの楽しみには、
私はしたくありません。

どんなスタイルであれ、まずは音楽を楽しむことが大事です。

♦️そして、
現実をしっかり見ながら、
その人に合った楽しみ方をしていってもらいたいのです。

♦️例えば、レッスンに来れば、
それなりに楽しんで弾いてくれるけれど、
家に帰れば、全く練習しない子がいたとします。
それは、教室とお家の楽器が決定的に違うから。
子供は感覚が敏感なので、違いに気がついてしまうからです。

♦️または、違うケースもあります。
体験レッスンに来た時は、
びっくりするくらい指がしっかりしていて、よく動いていたのに、
いざ、お家で練習をまじめにしていると、
指使いが急にぐにゃぐにゃに悪くなってしまうパターン。
これは電子ピアノと生のピアノのタッチが違うから。

✳️大人の方なら、いざ知らず、
感受性にあふれた幼い子供には、敢えて、
楽器が違うんだと、はっきり言いたいと思います。

だって、変なごまかしをして、
一番かわいそうなのは生徒さん自身になるだけだから。

じゃあ、どうすればいいか❓

自ずと、独自の練習スタイルを考えなければいけません。


積極的にピアノの弾けるスタジオや、サークルにいってみたり、
学校で練習させてもらったり、

家では頭の中で、どういう曲なのか、想像したり、
歌ってみたり。。。。
また、良い演奏を聴いて、耳を養ったり。
指に力をつける訓練をしたり。。


♦️ 私自身は恥ずかしながら、全くのあまちゃんです。
この事をもっと早く自覚していればと、思います。


世界中には、貧しさや混乱の中でも、音楽を身につけた人は
沢山いるのです。


★ちょっと話が極端すぎるでしょうか❓

そんな事はないと思います。

幸い日本は、まだまだ恵まれた国です。


チャンスはいくらでもあります。

新品のピアノだけが最善だとは限りません。

断捨離したいお家のピアノを譲る受けるも良し、
さすらいのピアノ弾きとして、
あちこちのピアノを弾きにでかけるのも良し。

キーボードでめいいっぱいの工夫をしておいて、
先生の家では思いっきり弾くのも良し。

✳️幸い、
ピアノは持ち歩かない楽器です。

その場所にあるピアノに、毎回こんにちはをして弾くのが当たり前です。


電子ピアノ、古いピアノ、調律が出来てないピアノなど。。。

その度に良い演奏を工夫していくしかないんですね。
弾き方も柔軟に変えていくということになるでしょう。


✳️音楽を好きでいる事。

そのためには資格も何も必要ないです。

上達しなければ意味がないなんて、どうか思わないで。

純粋に音楽を楽しむことが出来る。
それこそが最高の人生です❤️