♦️大人のたしなみ。。。て言うかお楽しみ❤️

ピアノを愛する皆さま、こんにちは。

先日、80代女性の方のレッスンをしていた時です。


『　先生、この間、テレビ見てたら、ドラマで、
あの曲が流れてたんですわ❗️ 』

『　あれ、あの曲。
グリークの朝　❗️ 』
ドラマを見ていて、あ、聞いたことあるって思ったら、
この曲だったそうです。


『　その他の番組でも、
この曲が取り上げられてて。。。
やっぱり、有名なんですねー　』

ピアノを習うまでは、
聞き流してたBGMも、最近はすごく敏感になったんだそうです。


いろんなシーンで、そう言った出会いがあって、
最近、とても楽しいっとおっしゃってました。
私としても、とてもうれしいです。




。。。ホント、そうなんですよね。



クラッシックって、奥が深いので、
知れば知るほど、面白いんです。

あまりにも奥が深すぎて、
知識がこれで十分ってことがないんです。
いろんなことを吸収していくたびに、また面白くなっていくから、
飽きることがない。


そして、
学習していくことが、うれしくって、
しょうがないんですよね。

だから、生涯、楽しむことが出来る。

大人にこそ、本当の楽しみがわかるのが、クラッシックなんです。







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ちょっとここで、クラッシックの適齢期について、考えてみましょう。






例えば、

聴覚で言えば、4、5歳児くらいまでが、抜群に良いですよね。

言葉を習得する能力がすごいですし、
絶対音感なんかも、このくらいの時期に身につきやすい。

だから、ピアノも、この時期に始めさせようと、
皆さん、思うわけですね。





そして、次に、身体能力的には、どうでしょう❓

一般的に、中学生くらいから20歳前後に、
運動神経、体力がフルパワーになりますね。

オリンピックとかで、
記録的なスター選手が彗星的( すいせいてきに)に現れたりします。



ピアノの世界でも、
これくらいの時期では、
指をすばやく動かす力がついたり、
体力的に大きな音が出せるようになったり、
また、長時間の練習を続けても、疲れない体になれます。



じゃあ、この時期がピアノで、絶頂期なの❓って事に
なりますが、
それが、そうとも言えないと、私は思います。




ピアノは、
スポーツじゃないので、
精神的な要素が強いのです。





。。。特に、私は言いたいのです。

ピアノは、小学校が終わったら、
やめよう、と思っている方に、よく聞いてほしいです。





親御さんの、自分のことを良く思い出して欲しいのですが。




例えば、映画とか小説とかで、強烈に感動したのは、いつでしたか❓


本気で、恋愛にハマったのはいつでしたか❓


悔しくて、泣きたいくらいの挫折を感じたのは。。。。❓





こう言ったのは、
大抵の人は、精神的に少し大人になった年齢になってからだと
思います。




思春期　。。。物思う年頃になって、
いろんな事を経験して。
そして、青年期と年齢を重ねていって、人生経験を積んでいく。



こんな風に大人になっていく時に、
本当の芸術って、身に染みていくんだと思います。

悲しみにどっぷり浸かりたい時に、
ショパンの曲が心を締めつけたり。

孤独感を感じてる時に、
ベートーヴェンがいてくれたり。


ブラームスが心を温かく、励まされたり。。。

ピアノの本当の魅力を、これでもかって思うほど、
実感していくのが、この時期だと私は思います。






。。。。確かに、
ほんの小さな子供が、
天才ピアニストとか、神童とかって言われて、
めちゃめちゃ難しい曲を弾いていることって、あります。

でも、
本当にその精神的奥深さが分かって弾けているのは、
わずかかもしれません。




超、超天才は、別ですけど、
彼らは、幼児期からびっくりする精神性を、持っているので。






。。。。。。とにかく、
芸術と言うのは、
年齢を重ねるほど、
楽しみが、増えていく、という事です。

こころの支えになったり、
生きていく勇気を与えてくれたりします。


ピアノの適齢期は、ずっと続きます　（笑）




何も、一生ピアノ教室へ行きなさい、とは言わないけど、

音楽の入り口、出口は、子供の時期だけでは、ない、という事です。





その深い、魅力は、
ゆっくりゆっくり、味わってほしい物です。



音楽のある人生。。。。
一緒に楽しんでいきましょう。