♦️今、楽しく。その後も楽しく

ピアノを愛する皆さま、こんにちは。


生活していると、時々、初対面の人と世間話をする機会がある。
私がピアノをちょっとやってます。。。と言うと、
相手の反応は、大体いくつかのパターンに分かれる。

その中で、つい自分が気まずい思いをするのは、
あー私も昔、ピアノ習ってたんです、と言われた時だ。

昔ピアノ習ってたけど、やめたんですよねーーー。

。。。。この続きが、気まずいところ。


あの時、やめたけど、もうちょっと続けてたら、良かったのにって、
今では後悔しますね。。。と言われたら、
私は微笑む事が出来るのだが、

もう、練習しろしろって怒られるし、
ピアノやめたい、やめたいって言って、
親と喧嘩して、
もうやめてからは、ピアノ一回も弾いてないですねー
今では荷物置きになってるし。。。


。。。。こう言われたら、真っ暗な気持ちになってしまう。

私とは、関係のない話ではあっても、
申し訳ない気分になってしまう。




。。。。。ピアノ、全然楽しくなかったのかな❓



何がいけなかったんだろう。。。






まあ、その方は、たまたま、レッスンがおかしな方向にしか、
進めなかったんだろうけど。







自分の教室、そして自分の勉強に置き換えて、考えると。


音楽をするには、
どんな時も楽しみがそこになくてはいけないと、
思うのだ。



小さな子供に、
今は楽しくなくても、だんだん楽しくなってくるから、
今は我慢して頑張りなさい。。。。
。。。これは、
違うのではないだろうか❓


こう言ってしまうと、
子供の世界では、いつまで我慢しないといけないの❓
いつになったら、やめてもいいの❓

。。。という発想になってしまうのではないか❓




子供の時間の流れでは、
やっぱり、今が楽しい❗️と思える事が絶対だ。
今、が大事なのではないだろうか❓



今、楽しいから、もっとやりたい❗️
今弾けてるから、もっと弾いていきたい❗️

音楽のよろこびを何度も実感するからこそ、
未来があって、
レッスンを卒業した後も、ひとりでに音楽と親しむ事が出来るのでは
ないだろうか❓




私自身も、ピアノが好きだからこそ、
神経質になったり、クヨクヨすることもあるけど、
素晴らしい音楽にドキドキしたり、
自分も憧れを持って、向上したい気がするから続けていけるのだと思う。



子供にとって、
充実したピアノレッスンって、何だろう❓

生徒さん主体である事。
学ぶことに喜びを感じること。
自分のピアノが好きになれる様にサポートする事。


。。。。考え出したら、際限がない。


子供時代のお稽古ごとは、学校とはまた違う、貴重な時間だ。


その様な大切な時期に、私も一緒に立ち会えて、
本当にありがたい気持ちになる。

レッスン中も、レッスンの後の人生にも、
音楽の魔法をほんの少しお届けできたら、私としては本当に嬉しい事だ。


何年かした後も、
あの時、ピアノを習ってて良かったーと、
笑顔で言ってもらえる様に。。。

今でも、ピアノ弾くのが好きなんですーと言ってもらえますように。








日々、自分も学びながら、楽しく
生徒さんとレッスンしていけたら、と思っている。