一発勝負のプレッシャー。

保谷・大泉学園のピアノ教室「木村ピアノ教室」です。

今日、音大卒業の方とお話をする機会がありました。

そこで、出た話。

「今でも、ピアノの先生の家の前で手が重くて動かなくなる夢、ピアノの試験なのに弾けない夢を見る」 とのこと。

これは、音大アルアルだと思います。

同じ大学の友人と会って、この手の夢の話をすると、「同じく！」という確率が高いです。

私も、たまに見ます。

試験会場のピアノの前に座るんだけど、全然練習できてない夢。

レッスンなのに、何を弾いていたのか思い出せなくて弾けない夢。

ピアノで、良い夢(大勢の聴衆から拍手をしてもらう、など)は見たことがありません。

ピアノ演奏は一発勝負。

音を出したら、もう後戻りできません。

何ヵ月もかけて仕上げたはず、でも、本番で弾けなかったら、結果は出せない。

毎回、ピアノ試験の度に、すごいプレッシャーだったように思います。

その時の気持ちや、不安が、まだ残っていて、夢に見るのかもしれませんね。

でも、あの経験があったからこそ、メンタルはかなり強くなったように思います。

相変わらず、今でも私は人前での演奏は、緊張するし、逃げ出したい気持ちになります。

ピアノ以外なら、人前で話すのは、それほど緊張しないし、度胸は強化されたのでは無いかと思います。

ピアノで、メンタルも鍛えられるなぁ、と思った出来事でした。