洗練された楽器のメンテナンス
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美しい!
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なんと美しい作業だろう。
そんな場面に立ち会えました。
新しく購入した
(私ではありませんので、あしからず)
中国の楽器「ニ胡」に
音が鳴るようにするための
調弦です。
アコースティック楽器に共通していることは
新品で購入したら
家電のようにすぐに使えるわけではないこと。
何気なく音は出ますが、
メンテナンスを施して
ようやく
産声をあげるのです。
それから
マメなメンテナンス期間をとおって
やっと
音程やら音色やらが
落ち着きます。
単純な楽器であればあるほど
材質の良し悪しや
音色に反映されます。
その作業を
超優良技術者であり
超一流アーティストである方が
手ほどきをしてくれました!
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ムダのない動作 & シンプルな言葉
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作業すること約1時間。
こんなチャンスは滅多にないので
恐れ多くも
動画撮影をさせていただきました。
ちょっとしたおしゃべりを楽しんでいたような気がしていたのですが、
帰宅後
動画チェックをしてみると
その間に
手はスルスル~っと
魔法のように
楽器に生命を吹き込ませていました。
弦の張り方
糸の巻き方や処理の仕方
一つ一つが美しく
機械で作られたかのように整列をなし
幾何学的に見えてくるのです。
導入のレッスンでは、
伝え方もシンプル。
でも見る見る間にうまくなっていきました。
これだよね、、、。
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楽器はメンテナンスが一番大切
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「僕のレッスンは、基本だけ。
メンテナンスが出来るようなるまで
見ますよ」
と有難いお言葉。
あらためて
自分の音楽生活を見直したのは言うまでもなく。
積み重ねられた技術や心意気は
凜として
すてきなものでした。
私がレッスンを受けたわけではないのですが、
客観的に見ることが出来たので
音楽への姿勢
心の在り方
など
学びのひとときでした。