暗譜の極意

私自身、演奏の仕事の都合上、新しい曲を短期間で暗譜しなければいけないときがあります。
暗譜は通常、私の考えですが、自然に自分自身のペースで覚えていくのが、簡単で苦労がないと思います。その上で、どこが忘れやすいか、記憶の強化する箇所を確認したりと・・、記憶補強をやっていけばよいので、スムーズに暗譜が定着します。譜読みと、暗譜を一気にする場合、つまり、短期間でやる場合は、まずは概枠を捉えていきます。少々間違っても良いので、全部を完璧に覚えようとせず、なんとなく覚えたものを弾いていきます。もちろん、楽譜を見るときは正確に弾きます。同じメロディーだけど、少しずつ違う和声を探したり、メロディーの微妙な変化をチェックしたり・・、バッハではないけれど、多声部の場合は、ソプラノとバスを覚えて、そのラインに沿った手のポジションで覚えたり。どうしても、暗譜として定着しない箇所に、色やマークをつける等。
耳、目、脳、鍵盤と手の感触（ポジションとして）を駆使してやっていくと、意外と、早く暗譜できます。
そうやって覚えた楽譜は、すでに、あらゆる器官を使って覚えたので、頭に克明に入っているという状態です。しかし、忘れてはならないのが、最終的には、踊りのように、体が自然に動く状態までもっていってかなければいけません。みなさんは、どんな暗譜法をもっていますか？

芦屋を拠点に、三宮、夙川教室があります。三宮教室は「ピアジュリアン」というサロンで、三宮駅の目の前のビル内。夙川教室は阪急夙川駅より徒歩5分の「音楽スタジオヌーブ」、芦屋教室もあり、どれも便利な場所です。
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