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ピアノ・レター 2021.9「ピアノ」という楽器名になった理由

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「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」(イタリア語)

これ、何だと思いますか?

実は、1700年頃に
イタリアのチェンバロ職人クリストフォリが、
チェンバロを改良して作った
元祖(とも言える)ピアノの名称なんです。


日本語に訳すと、

「弱音(ピアノ)も強音(フォルテ)も出せる
チェンバロ」となります。 

わざわざ、「弱音も強音もだせる」と
楽器名につけるなんて…と思いますよね?

しかし、これには理由がありました。

今でこそ、
ピアノの音に強弱を付けれるのは
当たり前ですが、
その時代の鍵盤楽器の主流だったチェンバロはそうではありませんでした。

チェンバロは、
弦を爪で弾いて音を出す仕組みのため、
鍵盤のタッチよって音に強弱を付けることはほぼできなかったのです。

そこでクリストフォリが、
弦をハンマーで叩いて音を出す仕組みに
改良する事により
「ピアノ・エ・フォルテ」
つまり「弱音も強音も」出せるチェンバロが
できたのです。

しかしこの名前はさすがに長すぎたようで、

後に「ピアノ・エ・フォルテ」→
「ピアノフォルテ」を経て、
「ピアノ」になったのだそうです。

今でも、アンサンブルやバンドなどでは、「pf」はピアノ担当者を指しますが、

これは、ピアノが「ピアノフォルテ」と
呼ばれていた頃の名残りです。


ピアノは、
音の強弱を操り表現する芸術です。 

もちろん、チェンバロの音色も
心の奥に響くものはありますが、

チェンバロ奏者達は、 
音の強弱によって、もっと深く、
もっと幅広い表現をしたいと
切望したのではないでしょうか?

クリストフォリのチェンバロの改良の功績は、後世の音楽界に多大なる貢献をしたと言えるでしょう。

「ピアノ」の楽器名が短くなったのも良かったですね!



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